オールドレンズ 超望遠 が格安で! New MD300mm F4.5

rokkor lens series 5

お財布にも優しく軽量な、お手軽なズームレンズが増えました。ただ、単焦点300mmとなると選択肢はそんなにありません。あっても非常に高価です。オールドレンズなら気軽に試せます。

望遠レンズの区分け

フィルム時代の最初の一本は、以前にも書きましたが50mmが長い間君臨してきました。この50mmは使えば使うほど面白いのですが、やっぱり次の一本が欲しくなります。ここで広角レンズに行くのは、なかなかマニアックな方でした。多くの人は望遠レンズを物色します。

望遠レンズと呼ばれる中で、100mmくらいまでの85mmや100mmを中望遠、300mmくらいまでの135mmや200mmを望遠、それ以上を超望遠と区分けしています。この中で一番人気はダントツで望遠区分です。特に135mmは次の一本のニーズを汲み上げるべく、メーカーも力が入っていまして、F値を価格別に2通り用意している会社が多かったです。当時のミノルタ・ロッコールレンズでは、F3.5で定価が23,000円でF2.8で定価が35,000円でした。交換レンズとしては、非常に買いやすい価格を設定していたわけです。

中望遠は、そこそこの明るさで価格も3万円~4万円くらいでした。85mmF1.7なんてポートレートレンズって呼ばれてまして、今ならその良さは物凄く解ります。100mmも割と近い良さがありますが、標準レンズの50mmとの差がもっと欲しいのと、価格が魅力的というので135mmに軍配が上がります。

200mmもF値を2タイプ用意してました。F4は普及タイプで定価38,000円。F2.8だと9万円弱という価格でした。300mmになるとF4.5で62,500円。価格的に最初の一本にはやっぱりなりません。

テレプラスという飛び道具

お手軽に焦点距離を伸ばす選択肢として、「テレプラス」というボディーとレンズの間に挟む安価なお気軽レンズを売ってまして、コレを使えば焦点距離が倍になりますから、135mmでいいじゃん!という後押しになるわけです。当時の一番人気はケンコー社でした。今もレンズメーカーのトキナーと合併して存在しています。

ただ、そんなに上手い話は無いです。「テレプラス」は焦点距離が倍になるのと引き換えに、F値も倍になります。135mmF3.5に装着すると、焦点距離は確かに270mmと非日常の世界になるのですが、F7という開放値になります。暗いファインダーだと環境によっては撮影になりません・・・。画質もウンザリする様なものでした。

最初の一本

ちなみに筆者の最初の一本は、望遠ズームでした。本当に欲しかったのはロッコールの75-200mmf4.5だったんですが、お値段は10万円弱・・・当時の筆者には、とても手の届かないので、ふと横を見ると100mm-200mmF5.6がオイデ・オイデしてます。価格も43,000円と現実的です。ただ、格好がよろしくない。比較すると口径が小さく、望遠側にすると外観がニョッキり伸びる上に、押し出すと望遠というのが生理的に違う!

タムロン

ここに救世主が現れます。レンズ専業メーカーです。当時の双璧は、タムロンとシグマでした。タムロンは同タイプの望遠ズームを長さが変わらない、焦点距離はリングで回す、ピントリングは別という二重に別操作するタイプをリリースしていました。口径もそこそこ大きく、価格的にはロッコールの半額以下で魅力的です。ただ、当時のタムロンはカメラメーカー各種のマウントを別売して取り付けて使うシステムでした。ここに不安があったのと、ピントとズームが一体型で手前にぐっと引くと望遠になる事が諦めきれません・・・。

シグマ

シグマがやってくれました!憧れのピントとズームが同一で、ロッコールの75-200mmとほぼ同じデザインの80-200mmF4.5をやはり半額以下でリリースしてきたのです。外見も立派だし、ニーズにピッタリで飛びつきました。

最初はウキウキして使っていましたが・・・、使えば使うほど何か違う。立派なのは見かけだけで、どうにもこうにも満足いく画が得ることは出来ませんでした。一度手に入れたレンズを売り飛ばしたのは、後にも先にもこの一本だけです。

呪縛からの解放

随分と脱線しましたが、これが切っ掛けで望遠がトラウマになってしまいました。長いこと広角レンズ偏重の時間が続いてしまった訳です。この呪縛が解けたのはデジタルになってからです。望遠ズームの性能が飛躍的に良くなって、コンパクトになりました。さらに拍車をかけたのは、マイクロフォーサーズを使い始めたことです。当時は毛嫌いしていた望遠が、純正ロッコールの描写を知らなかったことと、明るさが変わらず焦点距離が倍になる!ことで楽しみが増えました。それで調子に乗って300mmを探して入手したわけです。

超望遠スナップ

300mmをマイクロフォーサーズで使用すると600mm換算になります。本来なら三脚を使ってじっくりと狙うのが正しい使い方だとおもいますが、ボディーの手ぶれ補正が効く機種なら手持ちでガンガン持ち出すのが楽しいと思います。ボディーも小さいので可能なんです。言うなら「超望遠スナップ」非日常の視点で思うがままに切り取る楽しさは邪道なんでしょうけど・・・面白いです。超望遠スナップの撮影例を見てみましょう。

撮影例 New MD 300mm F4.5

モデル

散歩してたら出会いました。初めてなので警戒されがちですが、距離をとれるので、こんな顔が撮れます。

おかあさん

子供達が夢中で遊ぶ姿を、距離をとって見守るお母さん。

夏の陽射し

散歩の途中に前を行くご婦人が、夏の日差しに包まれて。

やさしい目

優しく見守るお母さんの目は、人間を含めて生き物共通ですね

誰にも止められない 誰にも止められない

子供のエネルギーは、時折無尽蔵じゃないかと思います。

入り口はココかな

蓮の美しさの周りにもドラマがあります。

変わらない

もちろん、こんなのも。これは三脚使っています。

使い道はイロイロ

元々の販売本数が少ないからでしょうか、最近はあまり見かけなくなってきました。高価な超望遠単焦点レンズなら、雑に使うことは躊躇いますし、スナップに使うことなど考えてもみないでしょう。オールドレンズには、こんな楽しみ方もアリだと思います。

オールドレンズを使用するのには、マウントアダプターが必要です。

ミノルタSRマウントアダプターを見る

カメラによって選べるマウントが各社から販売されています。
 
楽天市場で見る  

 

 
   

マイクロフォーサーズでロッコールを使う一例です。価格の違いは精度の違い。筆者は2,000円代のタイプを使っていますが、不満はたいしてありません。

ロッコールレンズは超望遠以外にも、美味しいレンズが沢山有ります。
是非、こちらもご覧ください。

オールドレンズ 力の入った 基本の50mm ロッコール は特に狙い目 MD ROKKOR 50mmF1.4 ・ New MD 50mmF1.4

オールドレンズ スナップに使える MD W・ROKKOR 24mm/f2.8 趣味性アリで気軽に使える楽しさ

オールドレンズ ブランド単焦点以外にも面白いレンズあり! NewMD 35-70mmF3.5

アクセサリーの撮り方 スマホも良いけど オールドレンズを使ってみると New MD 50mm F3.5 MACRO

オールドレンズ スナップに使える MD W・ROKKOR 24mm/f2.8 趣味性アリで気軽に使える楽しさ

rokkor lens series 4

オールドレンズの使い勝手は、決してイイものとは言えません。現代のカメラと比べて一番違うのは、ピント合わせは手動で。オートフォーカスでは無いということです。そのデメリットはパンフォーカスで解消して、お散歩レンズに出来ます。

ライカの親戚レンズ

今はカメラ事業から撤退しているミノルタですが、老舗のカメラメーカーでレンズは研磨コーティングまで自社一貫生産に拘るロッコールブランドどを展開していました。(ロッコールについては、もう少しコチラに詳しく書いてます)その中で、名玉に数えられる一つが今回ご紹介するMD W・ROKKOR 24mm/f2.8です。世界のマニアから名玉と称えられるライカのエルマリートと設計が同じとか、色々伝説があります。当時ライカとミノルタの関係が深かったことから、有りそうな話ではありますが、単純に良いレンズだと思います。その一つの理由として、写りだけで無く使い勝手がイイということがあるんです。

広角レンズを標準レンズに

フルサイズのデジタル一眼に付ければ、広角レンズとして使用できますが、筆者はマイクロフォーサーズに装着して使用しています。その場合の焦点距離は48mmになります。ほぼ、標準レンズの焦点距離50mmと同じ。ただし、被写界深度が深くなります。ここがポイント!

被写界深度とは?

被写界深度について簡単に説明します。絞りを開ければ前後にピントの合う範囲は狭くなり、絞りを絞ればピントの合う範囲は広くなると言うことです。綺麗なお姉さんのポートレートで、しっかり目にピントが合っていて、背景はボケてる写真を見たことありますよね?アレです。絞り開放で撮っています。

デジタルの時代には、ピントの合う範囲がリアルタイムで確認出来ますが、フィルム時代には結構困難でした。実際の絞りに一時的にする絞り込みレバーが付いている機種はありましたが、絞った時には劇的に暗くなるので大変でした。その為、フィルム時代のレンズには目視でピントの合う範囲が表示される様になってます。アナログですけど便利です。合う範囲はレンズの目盛りを見れば一目瞭然です。

最小絞りF22に絞る

最小絞りのF22まで絞り込んだ写真の状態で、ピントの∞(無限大)を右の22の位置に合わせると、左は0.5m弱になっていることが解ります。これは、絞り値F22の時に50CM弱の距離から無限大までピントが合うことを表しています。

お散歩カメラとしてスナップを撮る場合の大半はこの状態でカバーできます。50cm以下に寄る時だけ、シビアにピントを合わせればイイ。後は絞り優先にカメラをセットして、気の向くままにシャッターを切れば良いワケです。ピント合わせの時間はゼロ。

最小絞りだけがグリーンな訳

話はちょっと脱線しますが、絞り値の数字のカラーが他は白なのにF22だけグリーンになってるの、お気づきですか?これには理由があります。

1977年以前の一眼レフ市場は盛況でした。各社がしのぎを削っておりレンズを通した測光が一般的になってきました。キャノンの主力はAE-1でシャッター優先オートのカメラ。ミノルタはXEは絞り優先オートのカメラ。ニコンの主力はFM・オリンパスはOM-1でマニュアルでした。

写真上のXDは初期モデルなので1/125の色はまだグリーンになっていません

そこで巻き起こったのが優先論争です。キャノン派はシャッター優先の優位性を主張し、ミノルタ派は絞り優先の優位性を主張する喧々囂々の議論が白熱していました。シャッタースピードを決めて、絞りをカメラに任せるのか?絞りを決めて、シャッタースピードをカメラに任せるのか?です。

どちらが優れているのか?そんなの撮る時の状況で変わるに決まっています。それに対する回答として1977年にミノルタが発売したのが、世界初両優先オートのXDです。一台のカメラで状況に応じてシャッター優先・絞り優先・マニュアルを使い分けることが出来る事で議論に終止符を打ちました。

キャノンは黙っていませんでした。1年後の1978年に満を持して両優先プログラムオートのA-1を発売します。両優先ではミノルタに世界初の称号を持って行かれましたが、フルデジタルを感じさせるプログラムオートを前面に出してきました。新世代を感じさせるインパクトで、凄まじい反響が起こりました。

A-1の広告には「カメラロボット」の記述が踊りました

デジタル化といっても、今のデジタルとは異なります。たとえば、ミノルタXDはファインダーを覗きながら絞りの数字をアナログな小窓で見ることが出来ました。それで撮影に不都合は無いです。それに対してキャノンのA-1はファインダー内にデジタルで絞りを表示させたのです。

完全に打ち負かしたと思っていたミノルタは焦りました。想像を大きく上回る反撃を受けたからです。実はキャノンが標榜するプログラムオートと同様の機能は、ミノルタXDにも備わっていたのです。キャノンと違うのは、Pモードという専用のボタンを設けなかったところです。

ミノルタが提唱するXDでプログラムオート撮影するには、シャッター優先のSを選択してシャッターを1/125・絞りを最小に設定する必要があります。この状態で絞りを最小にしてもシャッタースピードが1/125では遅い場合、自動的にシャッタースピードが上がります。光量が少ない場合は、絞りを開放まで自動的に開けて、それでも追いつかない場合はシャッタースピードを自動的に遅くします。

実は当時としたら画期的システムでした。絞りは最小に必ずしもする必要は無く、シャッタースピードも自由に設定出来る上でカメラが最適の判断をしてくれるオートです。本来の目的は、シャッター優先を選んだ場合に撮影者の意図をマニュアル的に入れたら、その意図を最大限尊重しながら適正な露出までカメラが自動的に修正してくれるシステムなのです。

個人的にはキャノンの土俵に乗るのではなく、その良さをもっと主張するべきだったと思うのですが、営業サイドの意見もあったのでしょう。キャノンのPに対抗する術として前述の設定を解りやすく、1979年頃からS・1/125・最小絞りをグリーンに色分けした製品を投入しました。3つのグリーンを合わせる事でプログラムオートも出来ますよ!と主張しました。そんな理由で当時のレンズの最小絞りは、モデルチェンジでなく途中から緑になりました。

デジタルカメラのISO

脱線が長くなりましたが、戻ります。フィルム時代に感度はASA(アーサー)と言っていました。一般的な感度のフィルムで、アーサー100という呼び方です。高感度フィルムでアーサー400。当時のカメラの表記もASAになっていました。

ASA100のフィルムを使う時は、基本的にはカメラのASAも100にセットします。高感度に意図的にセットしたり、間違えて高くセットされていた場合は、フィルム現像時に増感現像(現像液に浸す時間を長くする)する必要がありました。どちらにせよ一旦感度を設定したらフィルム1本は、その感度で撮る必要があったのです。途中で感度の変更が自由に出来たら、どんなにイイか!と何度妄想したか解りません。

そんな夢の様な話もデジタル時代になると、当たり前になり表記もISOに変わりました。ASAはアメリカ発祥の規格で(コダックが強かったからでしょう)日本で言うところのJIS規格ですから、世界統一規格では無かったから統一規格のISOになったわけです。厳密に言うと数値の多少の違いはありますが、殆ど同じです。

感度設定もオートに

晴れた日だったら、ISO100や200の設定でF22まで絞り込んでも、ある程度は手持ちで撮れるシャッタースピードになります。ただ、いろんな状況がある中でオススメはISOをオートにすることです。シャッターチャンスと、光の加減や自分の意図で露出補正をするだけの自由な撮影環境になります。小さめのカメラに装着するのが楽しいです。モニターをちらっと見れば、後はもう思うがままに、心のままにシャッターを切るだけ。ファインダーを覗いてピント合わせする事は希にありますが、殆ど使いません。

撮影例 MD W・ROKKOR 24mm F2.8

丘の上ヒナゲシの花で

手前の花から丘の上までピントが合っています。お!っと思ったら、見たままの風景をそのまま切り取る。換算焦点50mm弱というのが好きな理由の一つです。

まだいける

これもトラクターのラジエターグリルから、背景の森までピントが合っています。出会いが嬉しくなります。

さぁ帰ろっ

せっかくのオールドなので、らしいのも撮りたくなります。敢えて逆光の強い状態では面白い描写になります。

撮影日和

気持ちの良い青空の日は、持ち出したくなります。早くウイルス騒ぎが収束して、自由に動ける様になって欲しいです。

桃源郷

一雨来そうな曇りの日です。一層柔らかい描写になります。

勲章

これは50cm以下なので、マニュアルフォーカスです。絞りも開けています。

笑い声

階段を降りていくと、出会った風景。その場の空気に迷い無く、気軽にカメラを向けられる楽しさがあります。

天地神明Ⅱ

一陣の風が吹いて森が揺れる。見上げると楓の葉が舞ってきた。

宿る

昔から変わらない力強さの向こうにある何かに、ついカメラを向けてしまいます。

今の相場は?

筆者が使っている24mmは、1980年頃の生産だと思います。

今後はこんなレンズ出てきません

MD W・ROKKOR 24mm F2.8を見る

 
楽天市場で見る  

 

オールドレンズを使用するのには、マウントアダプターが必要です。

ミノルタSRマウントアダプターを見る

カメラによって選べるマウントが各社から販売されています。
 
楽天市場で見る  

 

マイクロフォーサーズでロッコールを使う一例です。価格の違いは精度の違い。筆者は2,000円代のタイプを使っていますが、不満はたいしてありません。

気軽に使えるオールドレンズ

趣味性が高いオールドレンズですが、気軽に普段使い出来るモノもあります。がっしりとした造りの良さと重みみ、光を目一杯取り込む大きなレンズ。失われたノスタルジーに浸るだけで無い、現代のレンズには無い面白さが、少しでも伝われば幸いです。

ロッコールレンズは広角レンズ以外にも、美味しいレンズが沢山有ります。
是非、こちらもご覧ください。

オールドレンズ 力の入った 基本の50mm ロッコール は特に狙い目 MD ROKKOR 50mmF1.4 ・ New MD 50mmF1.4

オールドレンズ 超望遠 が格安で! New MD300mm F4.5

オールドレンズ ブランド単焦点以外にも面白いレンズあり! NewMD 35-70mmF3.5

アクセサリーの撮り方 スマホも良いけど オールドレンズを使ってみると New MD 50mm F3.5 MACRO

オールドレンズ 力の入った 基本の50mm ロッコール は特に狙い目 MD ROKKOR 50mmF1.4 ・ New MD 50mmF1.4

rokkor lens series 3

長い間フィルムカメラの標準レンズは、単焦点50mmでした。今で言うところのセット販売(ボディとのセット)で各社とも50mmを用意していました。それだけに各社のイメージを消費者に決めさせる一本として、力の入れ方は半端ではありませんでした。オールドレンズを狙うなら、50mmは本数も多く狙い目です。

標準レンズ=50mm

今でこそ、最初に付いてくるレンズはズームレンズが多いですが、50mmという焦点距離が長い間に渡って続きました。メーカーとしては、ここから自社のファンになって頂いて、別のレンズを購入していただく顧客になって欲しい願いがあります。50mmは人の目に近い倍率で、設計に無理が無く明るいレンズになります。ある意味メーカーの顔の役割を担うので、各社とも力を入れていました。現在販売中の50mmも撒き餌レンズと呼ばれて、非常にコストパフォーマンスが高い商品があります。名残と言ってもイイですね。ワタシも使っていますが、2万円以下でコンパクト、写りも悪くないんです。この価格は40年前の商品と比較しても、変わっていないか安くなってます。AF機能が加わっているのに。

標準レンズは基本のレンズ

フィルム時代は「50mmに始まり50mmに終わる」と教えられていました。写真を始めるなら、あれこれ他のレンズに浮気せずに一定の時間はトコトン50mmで工夫して撮る事が勉強になるよ!とベテラン達は異口同音に言ってました。つまり複数持っている人でもレンズの中には50mmは外せなかったワケです。一本だけで卒業した人は大半が50mmです。販売した絶対本数が多くなれば、買いやすいオールドレンズになるわけです。

松竹梅

50mmと一口に言っても、多くのメーカーで数種類用意してました。マクロレンズは除いても、F値の違いで3タイプあったんです。焦点距離は同じでも明るさが違う。

松-F値1.2あたりのお大尽レンズ。F値というのは、明るさの基準です。F1.0がレンズを通しても、そのままの明るさということです。中にはF値0.95などの実際より明るいレンズも存在してました。これは、ものすごく扱いにくいレンズです。特に開放で撮ると、ピントの合う範囲が極浅で、伊達や酔狂では扱いきれません。ボツ写真量産レンズです。しかし、ツボにはまった時の快感は絶叫したくなるレベルです。同じ焦点距離なら、レンズは明るく作るほど高価になりますから、当時から50,000円くらいと高価です。希少価値もあり、今ではもっと高価になっています。

竹-F値1.4あたりの使いやすいレンズです。松と比較するとF値の差は0.2ほどですが、格段に使いやすくなります。当時のお値段は20,000円安い30,000円と格段に買いやすい価格に。個人的に初めてのオールドレンズならコレをオススメします。

梅-F値1.7や2.0あたりの普及タイプレンズ。竹と比べて当時の価格は10,000円安くなり20,000円くらい。同メーカーのレンズでは一番安く軽い。ただ、オールドレンズでは非常に評価の高い物もあり、価格的に上位タイプと逆転していることも。冒頭でご紹介した撒き餌レンズの価格は昔から変わっていないのは凄いですね。

オールドレンズでオススメ50mmは?

50mmに限らず、オールドレンズの中でミノルタのレンズはお勧めです。それなりに本数がある割に人気が無く、相対的に買いやすい価格になっている物が多いです。ミノルタは現在コニカミノルタという複写機のメーカーとして存続していますが、カメラ事業はソニーに譲渡しています。歴史がありロッコールブランドで一貫生産する数少ないメーカーでした。(ロッコールについては、もう少しコチラに詳しく書いてます)同じ50mmのF1.4でも時代によって古い順に、MCロッコール・MDロッコール・NewMDの大きく3つに分けられます。時代とともに金属メインからプラスチックが増えて、小さく軽くなっていきます。

オールドレンズを現代のデジタルカメラで使用するには、マウントアダプターを使います。ミノルタのマウントを変換するアダプターは各種販売されています。

ミノルタSRマウントアダプターを見る

カメラによって選べるマウントが各社から販売されています。
 
楽天市場で見る  

 

色々なカメラで使用する事が出来ます。フルサイズで使えば、50mmのまんまで使用できますが・・・ちょっと心許ない部分もあります。それが良さでもあるのですが。個人的にはレンズの真ん中、美味しいところだけ使う、マイクロフォーサーズで使ってます。この場合は焦点距離100mmのF1.4のレンズとして使用できます。この焦点距離でこの明るさは・・・現代のレンズだと随分高価になると思います。

新しい時代のものはサイズが小さく軽くなります

ミノルタ50mm F1.4を見る

 
楽天市場で見る  

 

上記の写真の2本は、筆者が所有してる2本です。元々MDロッコールを持っていたのですが、好きすぎて新しい時代のNewMDは後で手に入れました。時代が違うだけで、なんで同じ2本?と思う方もいるでしょうが・・・趣味なんてそんなモンです。マイクロフォーサーズで使用すると焦点距離は100mmになるので中望遠扱いです。それなりに寄ることも出来るので、普段使いからポートレートまでイケます。

撮影例 MD ROKKOR 50mmF1.4

優しい顔 MD ROKKOR 50mmF1.4

今は、もう会えないお婆ちゃんみたいだ・・・って思いながら撮りました。絞りは開放です。オールドレンズ沼に引き込んだ、きっかけになる一枚です。

想いを結ぶ MD ROKKOR 50mmF1.4

木彫りのお地蔵様で気を良くして撮ったおみくじです。絞りは開放です。

佇む男 MD ROKKOR 50mmF1.4

夕暮れ時の海岸です。絞りは開放。特にこの時間帯は柔らかいトーンになります。

↓ MD ROKKOR 50mmF1.4

温室の中です。マクロ機能はありませんが、結構寄ることが出来ます。

春の陽射し MD ROKKOR 50mmF1.4

あふれ出す光と惚けに、ウットリ自己陶酔して撮ったの覚えてます。これも結構、寄ってます。

春だよ MD ROKKOR 50mmF1.4

このレンズで何気ない日常を撮るのが大好きです。

紅翼 MD ROKKOR 50mmF1.4

玉ボケ出まくり!イイ悪いじゃなくて楽しいんです。

夕暮れ揺れて MD ROKKOR 50mmF1.4

何気ない日常が、非日常に見える・・というのは大袈裟かなぁ・・・

魔法 MD ROKKOR 50mmF1.4

ビデオカメラで撮ったワンシーンのハレーションがグリッと動く感じをイメージして撮った一枚です。現代のレンズでは出にくい。ビデオカメラのレンズのコーティングは意図的にしてると聞いたことあります。

葉音 MD ROKKOR 50mmF1.4

風に吹かれて重なり合う秋の音。そのまま撮れるレンズがあればイイのですが。

撮影例 New MD 50mmF1.4

夕暮れ時 New MD 50mmF1.4

オールドっぽい感じで撮りたかったんですけど、新しい分だけ(とは言っても軽く30年以上前ですが)ちょっと意図とは離れますけど、コレはコレで。

お利口 New MD 50mmF1.4

静かなお寺の参道に佇む猫。曇り空の下で絞りは開放に。

微笑 New MD 50mmF1.4

入り込むきっかけになった木彫りの仏像以来、このレンズ持っているとお顔を追ってしまいます。

清浄無垢 New MD 50mmF1.4

浅い被写界深度を使って幻想的に。バックは神社の白壁です。

夢中 New MD 50mmF1.4

旧タイプより寄れます。夢中なのは蜂だけじゃないです。

小さい秋 New MD 50mmF1.4

グリーンが飽和していく世界。半世紀前の初期ロッコールは、その卓越したコーティング技術から緑のロッコールと呼ばれていました。

Layered New MD 50mmF1.4

緑の中の踊る赤。マクロで撮れよ!という声が聞こえてきそうですが、標準の50mmの大きなレンズが誘うんです。

温度差 New MD 50mmF1.4

寄っても引いても使えます。夕暮れ時の空気感です。

一番いいのはポートレート

日本中に眠っている古いレンズは沢山あるでしょう。その造りの良さから、海外に転出している話も聞きます。その中で一番手に取りやすいのは50mmだと思います。ここには載せていませんが、実は一番使い勝手があるのはポートレートかもしれません。入手した方は騙されたと思って、絞りを解放にして大切な人を撮ってみてください。きっとご理解頂けるかと。一眼レフがあれば、マウントを手配するだけ。簡単に始められます。オールドレンズへの扉、開けてみませんか?

ロッコールレンズは標準レンズ以外にも、美味しいレンズが沢山有ります。
是非、こちらもご覧ください。

オールドレンズ 超望遠 が格安で! New MD300mm F4.5

オールドレンズ スナップに使える MD W・ROKKOR 24mm/f2.8 趣味性アリで気軽に使える楽しさ

オールドレンズ ブランド単焦点以外にも面白いレンズあり! NewMD 35-70mmF3.5

アクセサリーの撮り方 スマホも良いけど オールドレンズを使ってみると New MD 50mm F3.5 MACRO

オールドレンズ ブランド単焦点以外にも面白いレンズあり! NewMD 35-70mmF3.5

rokkor lens series 2

ミラーレスカメラの普及で、フィルム時代の交換レンズが使いやすくなりました。オートフォーカスが使えないから、ピントはマニュアルですし、色々と現代のレンズと比較すると劣るところも多いのですが、独特の楽しさがあります。一昔前に比較すると、そんな人が増えてきたのか若干値上がり傾向にあるようです。人気の中心は単焦点の明るいレンズで、ズームレンズは人気がありません。

人気のあるオールドレンズ

一番人気はカールツァイスでしょう。空気を写すと言われた様に、その出来は確かに素晴らしい。値段も素晴らしいです。現代のレンズに遜色ないどころか高い!マニアックですねぇ。お大尽の趣味には最適です。ニコンもキャノンも現在の人気に比例して、それなりに人気あります。

特に当時も非常に高価だった明るいレンズは、べらぼうに高価です。それに比較してズームタイプのオールドレンズは人気がありません。

人気の無いズームオールドレンズ

人気が無い理由を考えてみます。一言で言うと、現代のレンズと違い未熟な出来の物が多いということです。膨大な光学計算は、当時の環境では厳しかったことが容易に想像できます。サイズが大きくなり、明るさも期待できないが故に、写りも取り回しも駄目なら人気出るわけありません。ボディー内蔵型の手ぶれ補正が使いにくいのも一因あるかもしれません。

ミノルタ社のロッコールレンズ

現代で人気のキャノン・ニコンと出てきたら、ソニーは?となるところですが、ソニーのαシリーズには前述二社の様な長い歴史はありません。比較的新しいんです。が!その源流となる会社はあります。「ミノルタ」という会社です。

正式名称を「ミノルタカメラ株式会社」といいます。その歴史は古く、コニカに次いで二番目の国産カメラメーカです。1930年代にドイツを先生としてカメラの製造を始め、今では当たり前になっている「絞り優先・シャッター優先オートを一台で実現」「オートフォーカス」など技術的に優れたメーカーでした。また、ドイツの最高峰光学メーカーのライツ社(ライカ)と1970年代に提携しカメラを共同開発したり、ライカがその技術力を認めてレンズをそのまま使うなど確かな評価を確立していました。

そのノウハウと技術力を集結し、レンズを自社で一貫生産する数少ない国産メーカーの一つでした。デジタル一眼の波に乗り遅れて2003年には、コニカと経営統合してコニカミノルタになりました。現在も複写機メーカーとして存在していますが、カメラ事業は2006年に殆ど全てをソニーに譲渡し撤退しています。

オススメのオールドズームレンズ MINOLTA NewMD 35-70mmF3.5

一般的には知名度が無いロッコールは、オールドレンズ市場でお得なんです。

そんなロッコールの中でも、やっぱりズームレンズは人気がありません。オールドレンズは個体差がありますから一概に言えませんが、個人的にオススメしたいズームレンズがあります。

MINOLTA NewMD 35-70mmF3.5 当時の販売価格は44000円
 
楽天市場で見る  

 

MINOLTA NewMD 35-70mmF3.5はマクロ機能を持った標準ズームというレンズです。マニアックという尺度で見ると・・・ビックリするぐらい対局にありますね。当時、一眼レフを最初に買った人が最初に買うか、50mmの標準レンズを買う代わりに入手するという入門レンズ。カバーできる焦点距離も少なく特徴は何も無し。マイクロフォーサーズで使うと70mm-140mmという不思議な使い勝手の悪い焦点距離になります。実際、ワタシが手に入れた数年前は価格も安く、ナンの期待もしていませんでした。で、初めて撮ってみたのが

うれしい誤算 OLYMPUS E-PL3

嬉しい誤算としか、言い様がありません。あれ・・・ホントか?というくらい好みの描写。柔らかい中にもしっかりとした芯が感じられて、惚け味も悪くない。

有為転変 OLYMPUS E-PL3

一般的に言われている、イイ惚けとは違うかもしれません。オールドレンズっぽい感じを意識して撮った一枚です。

ん!? OLYMPUS E-PL3

突然現れた猫に、慌ててピント合わせる事を苦労と感じるか?楽しみと感じるか?で印象変わるでしょうね。意図したところにピントを合わせる自由さはあると思いますけど。

たそがれ OLYMPUS E-PL3

夕暮れ時の水面を撮った一枚です。色々とハッキリ写らない方がイイ感じになることあるから、写真って面白いですね。

発射 OLYMPUS E-PL3

標準ズームについている、オマケマクロと侮れません・・・。このマクロ機能は前期のタイプには付いていません。後期タイプのみの特典です。正確には3タイプあります。最初期モデルは1978年から生産されていますが、ミノルタの設計で同タイプの商品がライカでも生産されていた様です。つまりドイツの名門からも絶賛評価され直接採用される性能だったと言えるでしょう。個人的にはSRマウントのミノルタレンズに関しては「ロッコール」と呼んでいますが、1981年にはレンズの名前から「ロッコール」が消えています。1981年に発売された2代目の同レンズは、絶賛された初代の評価にに甘んじること無く光学性能を大幅に上げている、と世界中から評価を受けています。更に1983年にNewMDとして発売されたバージョンは2代目と同じ光学性能を持ち、マクロ機能を加えています。ちなみにこのあたりの情報は入手してから知りました・・・。

月見草・・・もどき? OLYMPUS E-PL3

もう一枚、マクロ機能を使った一枚を。具体的なマクロの使い方としては、レンズのマクロリングをマクロに設定して自分が前後する撮り方が基本になります。

見~つけた OLYMPUS E-PL3

絞り開放で撮った一枚です。絞り優先のオートに設定したら、あとはピントを何処に合わせるかだけ考えればOK。ボディの手ぶれ補正は焦点距離を設定してあげる必要がありますから、ズームレンズには使えません。

大きく育てよ OLYMPUS E-PL3

自分の意図を乗せるのには、マニュアルの方がイイ事に気がつかせてくれます。

我関せず OLYMPUS E-PL3

絞りを絞って、光線加減を順光に近い環境で撮ると、思いのほかキッチリと写ります。

ワタシが購入した頃に比べると、このレンズの良さに気がついた人がいたのか・・少々値上がり気味ですね。でもこのコストで楽しめるレンズは、そんなに無いと思います。オールドレンズとデジタルカメラを接続するには、マウントアダプターが必要です。ミノルタ・ロッコール(SRマウント)だと以下になります。言うまでもありませんが、一つ購入しておけば、他の色々なロッコール(MD・MCレンズ・SRマウント)も自由に楽しめます。もちろん他のマウンドアダプターを購入すれば使い回しがききます。

ミノルタSRマウントアダプターを見る

カメラによって選べるマウントが各社から販売されています。
 
楽天市場で見る  

 

ワタシはマイクロフォーサーズにロッコールを組み合わせるので、こんな感じのヤツです。

 
   

通常のカタログなんか無いからこそ

入手した時は全然知らなかった事が、後から解るのもまた一興です。このレンズは正しくそれ!です。全然期待してなかったのに、その内容に驚かされて調べてみるとナルホド!と納得するのは楽しいです。逆も中にはあるのでしょうが、希だと思います。欲しいものはそれなりに調べますから。オールドレンズへの扉、開けてみませんか?

ロッコールレンズは標準ズーム以外にも、美味しいレンズが沢山有ります。
是非、こちらもご覧ください。

オールドレンズ 力の入った 基本の50mm ロッコール は特に狙い目 MD ROKKOR 50mmF1.4 ・ New MD 50mmF1.4

オールドレンズ スナップに使える MD W・ROKKOR 24mm/f2.8 趣味性アリで気軽に使える楽しさ

オールドレンズ 超望遠 が格安で! New MD300mm F4.5

アクセサリーの撮り方 スマホも良いけど オールドレンズを使ってみると New MD 50mm F3.5 MACRO

アクセサリーの撮り方 スマホも良いけど オールドレンズを使ってみると New MD 50mm F3.5 MACRO

rokkor lens series 1

アクセサリーブツ撮りをする時に、なんだか良さが出ない・・・。ってことありませんか?ちょっとした小物を揃えておくとグッとクオリティが上がります。一回購入すれば長く使える小物を使った撮影方法をご紹介いたします。

アクセサリーブツ撮りにあると便利な小物

スマホで簡単に写真が撮れる様になってから、だれでもクオリティの高い一枚を量産できる様になりました。物を撮るブツ撮りは実際に撮ってみると、イメージと随分違うなぁ~って事あると思います。 簡単にどんなシチュエーションでも撮れる様になると忘れがちですが 、写真撮影の基本は光と影です。あるとイイ感じになる小物はこんな感じです。

撮影用ボックス

撮影ボックスはこちらにあります
 たとえば、こんなやつ

余分な物を移し込まないで、光を調節するのにはコレです。使わない時には畳んでおけるのが大半ですし、写真が広がることは間違いありません。私が使っているのは既に廃盤になっている様でご紹介できませんが、構造はそんなに差があるわけではなくシンプルなので、必要なサイズを選べばイイと思います。ライトが最初から付いている物は手間がありませんし、外から手持ちのLEDスタンドを使ってもOKです。

アクセサリーを撮るのにあると便利な小物

  • 無反射ガラス
  • ガラスを支える透明な柱
  • 水晶(アクセサリリーの背景なら3~8mm程度のサイズ)
  • 無地の白ブロード生地

無反射ガラスを使って撮ると、クオリティが一気に上がるだけでなく、撮影する時に便利です。ガラスを透明な柱で支えて、ガラスの下にブロード生地を置きます。生地のシワの感じが適時簡単に調整できます。無反射ガラスはガラスの向こうにある物がイイ感じで惚けます。水晶を使うと高級感出ます。ちょっと暈かすのがポイント。このときはブロードの上に直接置いてガラスは使いません。実際に撮っているのはこんな感じです。

一眼を使わなくてもスマホでOKです
こんな感じで撮れます
無反射ガラスを使って下にブロード地を置いています

撮影に使った小物一覧です

 

露出はオーバー目に

アクリル角棒は4本購入して、立ててガラスを支える足に使っています。手袋を使用して指紋が付かない様にしてます。割れやすいので取り扱い注意!キラキラ自然に光らせるのには、手持ちのLEDライトを使用しても面白いですね。スマホでも三脚を使用するとクオリティ上がります。というか絶対三脚は使うべきです。もう一つアクセサリーを撮るのに大切なポイントは、露出をオーバー目にすること。+0.7~+1.7くらいでしょうか。撮るものと背景の関係で、一番カッコイイ状態を探ってください。

マクロレンズを使ってみる

例えば、こんなマクロレンズを使うと、スマホでもクオリティがグッと上がります。一眼レフカメラを使用すると、もっと自由度が上がります。カメラをお持ちでも、マクロレンズを所有している方はそんなに多くないでしょう。レンズ一本で5万円~10万円くらいするけど、そんなに使わないし。もしミラーレスのカメラをお持ちでしたら、オールドレンズという選択肢があります。ピントは自分で合わせたい場所に合わせて、露出制御は絞り優先オートで上述の様にオーバー目に。ないしはマニュアル露出で。

オールドレンズの旨み

オールドレンズというのは、文字通り古いレンズです。ここでは、フィルム時代のマニュアルフォーカスレンズを指します。マクロでの撮影はピント調節が重要ですし、絞り調節が重要です。古いレンズでもマニュアルレンズの方が操作性が高いんです。上記の写真もオールドレンズマクロを使用しています。メインドンジャパンの堅牢な造りで世界を席巻していた時代のものは、今のデジカメ(ミラーレス)にも充分使えます。何よりオイシイのはお値段が安い!オールドレンズは専門店やオークションなどで入手できます。

オールドレンズはこんなところで売っています

  • カメラのキタムラ
  • 大正堂写真
  • 八百富写真機店
  • ヤフオク

また、お爺ちゃんやお父さんが昔カメラをやっていたなら聞いてみる価値あります。マクロレンズ持ってない?あったらラッキー!でもメーカーが違うし使えるのか?って疑問出てきますよね。

マウントアダプター

古いレンズと今お持ちのミラーレスカメラとの橋渡しをしてくれるのが、マウントアダプターです。カメラと使いたいレンズの間にはめる形になります。

色々な価格のもの出ていますが、マクロで使用する場合、レンズが入っているタイプやデーターが連係するタイプは必要ありません。基本、安価なものでOKです。

ミノルタSRマウントアダプターを見る

カメラによって選べるマウントが各社から販売されています。
 
楽天市場で見る  

 

私の場合はカメラがオリンパスでレンズがミノルタなので、このあたりに

 
   

価格の違いは、ぶっちゃけ精度です。私は2,000円台のやつ使っていますが問題ありません。

私が使っているミノルタのロッコールシリーズ(ロッコールについては、もう少しコチラに詳しく書いてます)は、オススメです。今はミノルタ社の名前が消えて(ソニーのαシリーズの大元なんです)ロッコールの名前も知名度が無い。それ故に価格が安いんです!。数少ない自社一貫生産のメーカーで、篠山紀信さんも全盛期に愛用していたのはロッコールです。キタムラ等の専門店でも売っていますが、Yahoo!ショッピングやAmazonでも売っています。

New MD 50mm F3.5 MACRO

Yahoo!ショッピングで見る Amazonで見る
楽天市場で見る  

オールドレンズの出会いは一期一会です。そんなに高い物ではなく、数千円から購入出来ます。価格の違いは程度です。少々お高くても、信頼できるお店で程度の良いものがオススメです。イイ物とそうじゃない物が混在していますが、オークションは相対的に安いです。ロッコールの時代のSRマウントでの推移は大きく分けて3つあります。MC→MD→NewMDとなっていて、右に行くほど新しいです。それぞれの時代に良さがありますが、新しいほど描写がハッキリと現代的に近づいてきます。オールドレンズの良さの基準は一概に言えませんが、マクロの場合は新しい方が使いやすいです。撮影に使用した私のマクロレンズはNewMD50mmで1万円くらいだったと思います。絞りを開けるとフンワリとオールドらしいソフト描写の反面、きっちり絞ると遠景までシャープに写りますから使い勝手は本当にイイです。

絞りの違い

上記の様なブツ撮りの基本は絞りを目一杯絞ることです。このレンズだとf22になります。マクロレンズの基本は三脚を使って撮影して絞るのは基本ですが、開けても面白いと思いますよ。どう表現したいかで自由自在。見せたい部分と見せたくない部分という使い分けも出来ます。

基本なんか無視して面白い方がイイ

オールドレンズは面白い

オールドレンズを使うと、同じ物を撮っても変わりますよ。しかも現役のレンズよりも遙かにお安い!別の機会に他のレンズもご紹介したいのですが、入り口としてはマクロレンズなんか最適だと思います。このレンズを使用して撮影した何枚か載せます。上記の様なガッツリブツ撮りするなら三脚は必須です。マクロレンズを使う基本としては三脚使用で絞りを目一杯絞ってスローシャッターでしょうけど、もっと自由に使えます。以下の写真はマクロレンズを使っていますが、三脚は使用していませんし、多くは開放近くの絞りで撮っています。呼吸困難か!というくらい息を止めてますけど。

私の愛用しているオリンパスのミラレースはカメラに手ぶれ補正がついているのもイイですよ。ある程度カバーしてくれる事は間違いありません。ただあくまで、ある程度です。

撮影作例 MINOLTA New MD MACRO 50mm F3.5(1983)

春色 OLYMPUS E-PL3 

開放で寄ってます。地面に寝そべって息止めて・・・。

愛してる OLYMPUS E-PL3

寄り添うタンポポに引き寄せられて。風が止むのをじっと待ちます。

ツツジの放物線 OLYMPUS E-PL3

専用リングを使用しています。普段見ている物の中に別世界があることを知ります。

食い物あるなら置いていけ OLYMPUS E-PL3

マクロで撮ってる最中に見かけた猫です。マクロレンズは普通に撮影に使えます。

やわらかい OLYMPUS E-PL3

オールドレンズの魅力の一つに、柔らかさがあります。優しい惚け味は絞りを開放にすることで簡単に得られます。

光のありか OLYMPUS E-PL3

後ろは雑木林です。漏れてくる光がこんな感じの惚けになります。

紫陽花神社 OLYMPUS E-PL3

マクロじゃ無い普通の写真をもう一枚載せます。独特の味を出すのには、光加減が重要です。逆光気味の方が味が出ます。

夢見る頃 OLYMPUS E-PL3

しっとりと柔らかい惚け味が出せる、このレンズが大好きです。

突き出す OLYMPUS E-PL3

どっぷりマクロの世界に入り込んでいると、時間と呼吸することを忘れます。

秋の水辺 OLYMPUS E-PL3

最短距離の制約を忘れて撮れるのも、楽しみの一つです

断捨離 OLYMPUS E-PL3

制約があるからこそ面白い

ガッツリ絞りを開放にして、地面に転がって息を止める。端から見たらおかしい人でしょうけど、我を忘れる時間は楽しいですよ。

現代のデジタル対応レンズと比較すると、昔のアナログレンズは癖がある事に間違いありません。逆光にはすこぶる弱いし、シャープさやコントラストが簡単に得られるわけではありません。ただ、逆光を面白い効果として楽しんだり、柔らかいソフト感を楽しむことは現代のレンズには出来ません。絞りを絞り込んで、順光に気を使えばシャープさもそれなりに得ること出来ます。

便利さを追求すると、どんな状況でも誰が扱っても同じ結果が得られることが良いのかもしれません。でもそれだけでは無いところがヒトの感性の面白いトコロでしょう。

オリンパスなどのマイクロフォーサーズのカメラに装着すると焦点距離が倍になります。50mmのマクロだと100mmマクロということになります。接写だけで無く、普通の撮影にも使えます。ミラーレスをお使いでしたらオールドレンズも使ってみませんか?カメラ任せで無く、自分の意思を入れていく作業は、きっと世界が広がると思います。

ロッコールレンズはmacroレンズ以外にも、美味しいレンズが沢山有ります。
是非、こちらもご覧ください。

オールドレンズ 力の入った 基本の50mm ロッコール は特に狙い目 MD ROKKOR 50mmF1.4 ・ New MD 50mmF1.4

オールドレンズ スナップに使える MD W・ROKKOR 24mm/f2.8 趣味性アリで気軽に使える楽しさ

オールドレンズ ブランド単焦点以外にも面白いレンズあり! NewMD 35-70mmF3.5

オールドレンズ 超望遠 が格安で! New MD300mm F4.5

春ですね

日本どころか、世界中が縮こまってる感じですね。新型コロナ( 新型コロナウイルスとは何か? もお時間あれば読んで頂けると幸いです)の影響はまだちょっと続きそうです。そんな中でも確実に春はやってきています。春を探しに、しだれ梅を見に行ってきました。

この時期の外出

人が動かなくなると、てきめんに景気が悪くなります。この騒動が起こったときから、ある程度予想はしてましたが、リーマンショック以上だとの声も出てきました。政府も認識している様で、麻生大臣は景気対策としての減税には、反対するつもりない と表明しました。最近の麻生さんの言動からすると画期的ですね。もっとも・・・野党の追及に言わされた可能性もありますし、減税も消費税とは言っていませんから、法人税だけという可能性もありますけど。

新幹線の3月利用客数客数は半分になったとJR東海が発表してます。航空券もすごいことになっているみたいで、先日上海までのディスカウント航空券を見たら5,000円切ってました・・・。ソウルだともっと安いみたいで・・・。この時期にその界隈へ旅行するのは勇者ですね。仕事でやむを得ずの方は本当に大変だと思います。誰が同乗するか解らない密室はやっぱり避けたいのが今の気持ちですわね。

乗用車なら、そういうの気にしないで大丈夫ですが、行く先が問題。学校が休みになっている事を考えれば、比較的年齢層の高いところなら、なお安全であり密室で無い事は必須。

でも春を感じたい

もう少し経つと桜も咲き出しそうですが、この時期は梅ですね。桜の咲く時期に日本の状況がどうなっているのか心配ですが、とりあえず梅!中でも、しだれ梅が好きです。しだれ梅の名所はイロイロありますが、大縣神社のしだれ梅はオススメします。2020年は3月22日まで梅まつりを開催しています。今年は新型コロナウイルスの影響で諸行事がすべて中止になっています。でも梅はきれいに咲いています。

大縣神社は愛知県犬山市にあります

大縣神社

固有名詞だから仕方ありませんが、何の予備知識も無くて「おおあがたじんじゃ」と読める人は少ないでしょうね。わたし??私は読めました。知識と教養で読めたなら胸を張りたいところですが、同級生で縣さんがいただけなんですけどね。

大縣神社(おおあがたじんじゃ)は尾張の國を開拓された祖神様である大縣大神(おおあがたのおおかみ)をお祀りする神社です。創始は古く、尾張本宮山頂より現在の地にお祀りされてから2018年という悠久の歴史を有しております。*出典 大縣神社ホームページより

神社に行くと、その空気感に触れて身が引き締まる気がします。個人的には無宗教なのですが、日本人である以上は神道がDNAに組み込まれているのか?と思っておりましたが、2018年という歴史という事実を目の当たりにすると、ちょっと納得しちゃいます。

参道を歩いた先にはこんな風景が

梅には桜ほどの派手さは無いけれど、そんなところが好ましいと思うのは年齢を重ねたからですかね。若い頃には感じなかった感覚です。先に触れた神社に対しても同じかもしれません。年齢を重ねることはイロイロと不便もありますが、イイ事もありますね。視力は悪くなってくる反面、見えなかったモノが見える様になってきたり、耳は遠くなってくるけども感じられなかったモノが感じられたり。

控えめな美しさが好きなんです

写真を撮るということ

携帯電話・スマートフォンの普及は、普段の生活の中でカメラやビデオカメラを持ち歩いている様なものです。一億層カメラマンになったことで、今までは記録に残らなかったモノが記録されたり、イイ事もありますけど、カメラメーカーは大変ですよね。いずれはマニアだけのモノになるのかなぁ~カメラ。私はマニアというほどではありませんが、フィルムカメラの一眼を使っていた頃からだから、年数だけは結構なりますね・・。今は名前さえ無くなってしまったミノルタというカメラを愛用してまして、当時というか今も現役バリバリですが篠山紀信さんが愛用していたXDというカメラをこよなく愛していました。そこからデジタルに移行するときに、ミノルタからの一眼レフ発売を心待ちにしてましたが出ない・・・。待ちきれなくてキャノンに移行しました。大きさが苦になったのと、 大切に保管してあった古いミノルタのレンズがが使いたくてオリンパスのミラーレスに移行。それはそれで満足していたのですが、最近はそれも億劫になってコンデジを利用することが多くなりました。

あらためて写真見ても人が居ない

ちゃんと撮ろう!と思ったときにはコンデジでも大型CCD(アナログだとフィルムにあたるパーツです)搭載のキャノンで、ここに乗せている写真もそれで撮りました。普段は鞄に小さなコンデジ常備しています。その小さなカメラでも、よく人から何で??スマホでよくない?って言われます。もちろんスマホで撮ることもあります。でもなんだか・・・気分が乗らないというか・・・撮ってる感じがしないというか・・。みたいなことは聞かれても説明しません。日本人はおろか、中国に行っても同じ質問をされますけど。

小高い山になっています

写真を見て頂ければ解ると思いますが、この日は曇りだったんです。ここで普通なら、あいにくの曇りで・・・って書きそうな気がしますよね?確かにピーカンの方がコントラストがハッキリ出ますし、明るい春の感じが強調されるでしょう。でもね、柔らかい曇りの日の方が自然にきれいに見えることもある!と感じるのは、やっぱり歳を重ねたからでしょうかね?

春を探しに行きましょう

大縣神社の春の風景、少しでも感じて頂けたら嬉しいなぁ。ちょっと上り坂はありますけど、コンパクトに凝縮されていて見応えも充分ですので年配の方にもオススメです。実際平均年齢高かったし。特に今年は例年に比べて人手が少ないから、ゆっくり見ることが出来ました。

今まで感じたことの無い自粛ムードというか・・日本中が不思議な空気感ですが、春は確実にやってきます。一日も早い収束を心から願います。