iPhone SE(第2世代)が発売以来大人気です。
人気の理由は、iPhoneシリーズの中では買いやすい価格にありながら、最新のハイグレード機種と同じチップ(頭脳)を搭載している事にあります。サイズ感も片手で操作できる、最近のトレンドサイズよりは一回り小さい事が、性別問わず人気です。
昨今のコロナ禍の中で、マスクを着用することが日常になり、顔認証よりも指紋認証の方が勝手がイイ時流にも乗っています。
Androidでミドルクラスのトレンドは、ハイグレードに似せた外観とカメラの複眼化にあります。ではどこでコストをカットするか?それは見えない部分になります。RAMやROMの容量の他、チップ(頭脳)のグレードダウンしても、外観上からは区別が付きません。
新しいiPhone SEは、Androidのトレンドを逆張りしたカタチになっています。キビキビ動いて長期間愛用できるスペックを持ちながら、カメラは単眼に割り切って、ベゼルの幅もとっています。外観からは最新型の匂いが薄くても中身は最新!という方向性を世界中の消費者は支持しています。
Appleの戦略
iPhoneのポジションは、世界的に見て高級品ゾーンのスマートフォンです。若い世代までこぞって使っている国は、日本以外に見当たりません。
日本で異様にiPhoneの普及率が高いのは、通信キャリアが0円など、ばらまき政策をとったからです。ただコレには批判も多く、国から横やりが入って事実上なくなりました。
Appleの戦略としては、最新のiPhoneは10万円からの勢いで、安いiPhoneが欲しい客には、旧型が安いから無問題と考えていたフシがあります。ただ、顧客の成熟度はそれ以上であり、長期的に快適に使える安価な携帯を望んでおり、特に日本では国の政策で安価に出来なくなったiPhoneは敬遠される傾向にありました。
これ以上Androidに流れるのは得策では無いと考えたAppleは、最適解を出してきました。これがiPhone SE(第2世代)です。
幅広い販売網
今までの日本における販売戦略は、最新機種は3大キャリアのみへの供給に絞られていました。格安SIMが台頭すれば尚更、最新のiPhoneを使うなら選択肢として3大キャリアという戦略です。そのため、格安SIMで販売しているiPhoneは数世代前の機種に限られていました。
この不文律を破ったのが、iPhone SE(第2世代)です。もちろん3大キャリアでも販売していますが、発売してから時間を待たずに格安SIMでも販売が始まっています。
おそらく今後も、扱う会社は増えることはあっても、減ることは無いでしょう。
iPhone SE(第2世代)の販売価格
Apple公式サイト
Apple公式サイトで販売しているSIMフリー機の価格です。
64GB | 128GB | 256GB |
44,800円 | 49,800円 | 60,800円 |
J:COM

分割払で購入する場合、J:COMの月々の支払いは安いです。なぜなら、48回払いですから。他は24回払いのところが多いです。大事に使えば、4年くらい使えそうなスペックですしね。
契約する通信容量で、分割料金が変わるのもユニークです。256GBを扱っているのもポイント高いです。
10GB以上のプラン契約なら、64GBのiPhone SE(第2世代)月々の支払額は0円になります。
64GB | 128GB | 256GB | |
契約通信容量 | 分割48回 | 分割48回 | 分割48回 |
1GB | 1,050円 | 1,200円 | 1,400円 |
5GB | 1,050円 | 1,200円 | 1,400円 |
10GB | 0円 | 150円 | 350円 |
20GB | 0円 | 150円 | 350円 |
4年間使う事になれば、月々の通信料のコストも計算してみます。
通信容量 | スタート月額料金 | 期間ヶ月 | 以降月額料金 | 期間ヶ月 | 通信料合計 |
1GB | 980円 | 12 | 980円 | 36 | 47,040円 |
5GB | 1,980円 | 12 | 2,980円 | 36 | 131,040円 |
10GB | 2,980円 | 12 | 3,980円 | 36 | 179,040円 |
20GB | 3,980円 | 12 | 4,980円 | 36 | 227,040円 |
4年間の通信料を合計すると・・・結構な金額になります。管新総理が下げる!と公約しているのも解る気がします。
4年間のiPhone SE(第2世代)機種代と通信費の合計をしてみましょう。
通信容量 | 4年分割64GB計 | 4年分割128GB計 | 4年分割256GB計 |
1GB | 97,440円 | 104,640円 | 114,240円 |
5GB | 181,440円 | 188,640円 | 198,240円 |
10GB | 179,040円 | 186,240円 | 195,840円 |
20GB | 227,040円 | 234,240円 | 243,840円 |
トータルで考えると、5GBの契約よりも、倍の容量がある10GBの契約の方が安くなります!J:COMでiPhone SE(第2世代)を購入するなら、たっぷり使える10GBでの契約をオススメします。

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルでもiPhone SE(第2世代)を扱い始めました。
人気が高く、在庫切れになっていることもありますが・・・(2020年9月22にはありました。現状9月25日入荷予定になっています)取り扱いは、64GBと128GBのみで、256GBの扱いはありません。
BIGLOBEモバイルはプランによる価格差もありません。
64GB | 128GB |
分割24回 | 分割24回 |
1,925円 | 2,140円 |
2年間の通信料を計算しています。
通信容量 | スタート月額料金 | 期間ヶ月 | 以降月額料金 | 期間ヶ月 | 通信料合計 |
1GB | 500円 | 6 | 1,400円 | 18 | 28,200円 |
3GB | 700円 | 6 | 1,600円 | 18 | 33,000円 |
6GB | 1,250円 | 6 | 2,150円 | 18 | 46,200円 |
12GB | 2,500円 | 6 | 3,400円 | 18 | 76,200円 |
20GB | 4,300円 | 6 | 5,200円 | 18 | 119,400円 |
30GB | 6,550円 | 6 | 7,450円 | 18 | 173,400円 |
これに機種代を含めた2年間の通信料の合計を計算してみます。
現在BIGLOBEモバイルでは、キャンペーンを展開中で、iPhone SE(第2世代)購入と音声通話SIM同時契約で、18,000円相当のポイント還元が受けられます。また、YouTubeなどの動画使用の通信データが0になる、BIGLOBEモバイル一押しのオプション、エンタメフリーオプションが6ヶ月無料になります。通信費合計の中には、エンタメフリーオプション月額480円を入れて計算しています。
通信容量 | 64GB分割通信費計 | 128GB分割通信費計 | ポイント還元 | エンタメフリーオプション無料分 | 64GB実質合計金額 | 128GB実質合計金額 |
1GB | 85,920円 | 91,080円 | 18,000円 | 2,880円 | 65,040円 | 70,200円 |
3GB | 90,720円 | 95,880円 | 18,000円 | 2,880円 | 69,840円 | 75,000円 |
6GB | 103,920円 | 109,080円 | 18,000円 | 2,880円 | 83,040円 | 88,200円 |
12GB | 133,920円 | 139,080円 | 18,000円 | 2,880円 | 113,040円 | 118,200円 |
20GB | 177,120円 | 182,280円 | 18,000円 | 2,880円 | 156,240円 | 161,400円 |
30GB | 231,120円 | 236,280円 | 18,000円 | 2,880円 | 210,240円 | 215,400円 |
同じ機種を4年間は使えない・・・という方は、最初から2年設定を選ぶ方が賢明かもしれません。
エンタメフリーオプションに加入していれば、YouTubeもAbemaTVも見放題でデータを消費しませんから、通常の方は3GBの契約で充分です。
そうなると、64GBのiPhone SE(第2世代)を動画見放題で使って、2年間合計で69,840円になります。月々では計算上2,910円になります。
OCN モバイル

iPhone SE(第2世代)以外の最新のiPhoneは、中古かメーカー整備済みの商品ですが、iPhone SE(第2世代)については、そのどちらの表記も無いですから、通常の新品と考えられます。中古は中古として、ちゃんと下段に存在していますしね。

一括の料金も公式より安い・・・。分割の料金を見ていきます。OCNでは、64GB・128GB・256GBと全ての容量を扱っています。
64GB | 128GB | 256GB | |||
一括 | 分割24回 | 一括 | 分割24回 | 一括 | 分割24回 |
44,000円 | 1,416円 | 49,000円 | 1,625円 | 60,000円 | 2,083円 |
一括も安い!と書きましたが、分割は更に安い!!たとえば、128GBで見た場合、機種代の分割月額は1,625円になりますが、1,625円×24回で39,000円になります。一括で支払うよりも、10,000万円安い。
通信料も決して高額ではありません。
通信容量 | 月額料金 | 期間ヶ月 | 通信料合計 |
1GB | 1,180円 | 24 | 28,320円 |
3GB | 1,480円 | 24 | 35,520円 |
6GB | 1,980円 | 24 | 47,520円 |
10GB | 2,880円 | 24 | 69,120円 |
20GB | 4,400円 | 24 | 105,600円 |
30GB | 5,980円 | 24 | 143,520円 |
通信料と機種代を含めた2年間の合計金額を計算してみます。
通信容量 | 64GB2年一括計 | 128GB2年一括計 | 256GB2年一括計 | 64GB分割通信費計 | 128GB分割通信費計 | 256GB分割通信費計 |
1GB | 72,320円 | 77,320円 | 88,320円 | 62,304円 | 67,320円 | 78,312円 |
3GB | 79,520円 | 84,520円 | 95,520円 | 69,504円 | 74,520円 | 85,512円 |
6GB | 91,520円 | 96,520円 | 107,520円 | 81,504円 | 86,520円 | 97,512円 |
10GB | 113,120円 | 118,120円 | 129,120円 | 103,104円 | 108,120円 | 119,112円 |
20GB | 149,600円 | 154,600円 | 165,600円 | 139,584円 | 144,600円 | 155,592円 |
30GB | 187,520円 | 192,520円 | 203,520円 | 177,504円 | 182,520円 | 193,512円 |
64GBのiPhone SE(第2世代)を2年間の分割で月々3GBの契約で使った場合、合計金額は69,504円になります。
便宜上、2年間トータルの金額を出しましたが、OCNの場合は単純に3GBの月額通信料1,480円+機種代1,416円で合計月額支払額は2,896円になりますね。
UQモバイル

大人気のUQモバイルです。一時的に完全に在庫が無い状態でしたが、9月25日より販売再開しています。9月27日現在、64GBは各色在庫がありますが、128GBに関しては、ホワイトのみで他の色は入荷未定になっています。
UQモバイルは2020年の10月から、完全にauのサブブランドになり、MVNOではない格安SIMのポジションへ移行します。Y!mobileのような、サブとメインが一体化した店舗展開への以降を想像していましたが、代理店さんの話を聞く限り、今のところそうではなく、独立した店舗展開の様です。
元々回線品質が格安SIMの中ではトップクラスでしたから、サブブランドになって良くなることはあっても、悪くなることは無いでしょう。どの時間帯に限らず、快適なスピードが出るコストとして、通常の格安SIMよりも数百円ほど高くなりますが、個人的には十二分に価値があると思います。
分割払の回数が24回と36回に対応しています。より月々の支払いが安い36回払いを軸に検討してみます。
UQモバイルのiPhone SE(第2世代)の価格です。
64GB | 128GB | ||||
一括 | 分割24回 | 分割36回 | 一括 | 分割24回 | 分割36回 |
35,640円 | 1,485円 | 990円 | 47,520円 | 1,980円 | 1,320円 |
新規・MNPに関しては、安いと思っていたOCNよりも一括払いだとUQモバイルの方が安いです!分割払はOCNに分があります。
UQモバイルの料金プランは非常にシンプルです。
通信容量 | 月額料金 | 期間ヶ月 | 通信料合計 |
S | 1,980円 | 36 | 71,280円 |
R | 2,980円 | 36 | 107,280円 |
3年分の通信料と合算してみます。
通信容量 | 64GB一括 | 分割36回 | 128GB | 分割36回 | 64GB3年一括計 | 128GB3年一括計 | 64GB分割通信費計 | 128GB分割通信費計 |
S | 35,640円 | 990円 | 47,520円 | 1,320円 | 106,920円 | 118,800円 | 106,920円 | 118,800円 |
R | 35,640円 | 990円 | 47,520円 | 1,320円 | 142,920円 | 154,800円 | 142,920円 | 154,800円 |
UQモバイルは一括払いで端末を入手して、爆速を心置きなく楽しむのが吉です。

【まとめ】結局どこが安い!?
極力月々の支払いを安い方がイイ方!
月々の支払額を極力抑えたいなら、48回払いのあるJ:COMです。10GB以上の契約なら、月額端末代は0円~になります。それなりのデータ容量を毎月消費するライフスタイルで、4年間大事に端末を使用出来るならJ:COMがオススメです。
動画をたっぷり使う方
YouTubeやAbemaTVなどの動画をWi-Fiを使わないで頻繁に利用するなら、BIGLOBEモバイルがオススメです。エンタメフリーオプションに加入すれば、月々のデータ量の契約が低く抑えられて、iPhone SE(第2世代)で動画三昧出来ます。
2年間使用で本家より安く購入希望の方
OCNは端末が安いとは思っていましたが、iPhone SE(第2世代)も安い!一括でも本家より安く、24回の分割にすると更に安くなります。動画を外で見ることが無いなら、OCNが一押しです。
一括払いOKで爆速希望の方
UQモバイルで一括払いが安いです。問題は、その高い人気のため在庫切れを起こしやすいこと・・・。欲しいカラーと容量があったら、即ゲット!!あとは、昼休みの時間帯にも爆速クオリティを楽しむだけです。
