オールドレンズ ブランド単焦点以外にも面白いレンズあり! NewMD 35-70mmF3.5

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rokkor lens series 2

ミラーレスカメラの普及で、フィルム時代の交換レンズが使いやすくなりました。オートフォーカスが使えないから、ピントはマニュアルですし、色々と現代のレンズと比較すると劣るところも多いのですが、独特の楽しさがあります。一昔前に比較すると、そんな人が増えてきたのか若干値上がり傾向にあるようです。人気の中心は単焦点の明るいレンズで、ズームレンズは人気がありません。

人気のあるオールドレンズ

一番人気はカールツァイスでしょう。空気を写すと言われた様に、その出来は確かに素晴らしい。値段も素晴らしいです。現代のレンズに遜色ないどころか高い!マニアックですねぇ。お大尽の趣味には最適です。ニコンもキャノンも現在の人気に比例して、それなりに人気あります。

特に当時も非常に高価だった明るいレンズは、べらぼうに高価です。それに比較してズームタイプのオールドレンズは人気がありません。

人気の無いズームオールドレンズ

人気が無い理由を考えてみます。一言で言うと、現代のレンズと違い未熟な出来の物が多いということです。膨大な光学計算は、当時の環境では厳しかったことが容易に想像できます。サイズが大きくなり、明るさも期待できないが故に、写りも取り回しも駄目なら人気出るわけありません。ボディー内蔵型の手ぶれ補正が使いにくいのも一因あるかもしれません。

ミノルタ社のロッコールレンズ

現代で人気のキャノン・ニコンと出てきたら、ソニーは?となるところですが、ソニーのαシリーズには前述二社の様な長い歴史はありません。比較的新しいんです。が!その源流となる会社はあります。「ミノルタ」という会社です。

正式名称を「ミノルタカメラ株式会社」といいます。その歴史は古く、コニカに次いで二番目の国産カメラメーカです。1930年代にドイツを先生としてカメラの製造を始め、今では当たり前になっている「絞り優先・シャッター優先オートを一台で実現」「オートフォーカス」など技術的に優れたメーカーでした。また、ドイツの最高峰光学メーカーのライツ社(ライカ)と1970年代に提携しカメラを共同開発したり、ライカがその技術力を認めてレンズをそのまま使うなど確かな評価を確立していました。

そのノウハウと技術力を集結し、レンズを自社で一貫生産する数少ない国産メーカーの一つでした。デジタル一眼の波に乗り遅れて2003年には、コニカと経営統合してコニカミノルタになりました。現在も複写機メーカーとして存在していますが、カメラ事業は2006年に殆ど全てをソニーに譲渡し撤退しています。

オススメのオールドズームレンズ MINOLTA NewMD 35-70mmF3.5

一般的には知名度が無いロッコールは、オールドレンズ市場でお得なんです。

そんなロッコールの中でも、やっぱりズームレンズは人気がありません。オールドレンズは個体差がありますから一概に言えませんが、個人的にオススメしたいズームレンズがあります。

MINOLTA NewMD 35-70mmF3.5 当時の販売価格は44000円
 
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MINOLTA NewMD 35-70mmF3.5はマクロ機能を持った標準ズームというレンズです。マニアックという尺度で見ると・・・ビックリするぐらい対局にありますね。当時、一眼レフを最初に買った人が最初に買うか、50mmの標準レンズを買う代わりに入手するという入門レンズ。カバーできる焦点距離も少なく特徴は何も無し。マイクロフォーサーズで使うと70mm-140mmという不思議な使い勝手の悪い焦点距離になります。実際、ワタシが手に入れた数年前は価格も安く、ナンの期待もしていませんでした。で、初めて撮ってみたのが

うれしい誤算 OLYMPUS E-PL3

嬉しい誤算としか、言い様がありません。あれ・・・ホントか?というくらい好みの描写。柔らかい中にもしっかりとした芯が感じられて、惚け味も悪くない。

有為転変 OLYMPUS E-PL3

一般的に言われている、イイ惚けとは違うかもしれません。オールドレンズっぽい感じを意識して撮った一枚です。

ん!? OLYMPUS E-PL3

突然現れた猫に、慌ててピント合わせる事を苦労と感じるか?楽しみと感じるか?で印象変わるでしょうね。意図したところにピントを合わせる自由さはあると思いますけど。

たそがれ OLYMPUS E-PL3

夕暮れ時の水面を撮った一枚です。色々とハッキリ写らない方がイイ感じになることあるから、写真って面白いですね。

発射 OLYMPUS E-PL3

標準ズームについている、オマケマクロと侮れません・・・。このマクロ機能は前期のタイプには付いていません。後期タイプのみの特典です。正確には3タイプあります。最初期モデルは1978年から生産されていますが、ミノルタの設計で同タイプの商品がライカでも生産されていた様です。つまりドイツの名門からも絶賛評価され直接採用される性能だったと言えるでしょう。個人的にはSRマウントのミノルタレンズに関しては「ロッコール」と呼んでいますが、1981年にはレンズの名前から「ロッコール」が消えています。1981年に発売された2代目の同レンズは、絶賛された初代の評価にに甘んじること無く光学性能を大幅に上げている、と世界中から評価を受けています。更に1983年にNewMDとして発売されたバージョンは2代目と同じ光学性能を持ち、マクロ機能を加えています。ちなみにこのあたりの情報は入手してから知りました・・・。

月見草・・・もどき? OLYMPUS E-PL3

もう一枚、マクロ機能を使った一枚を。具体的なマクロの使い方としては、レンズのマクロリングをマクロに設定して自分が前後する撮り方が基本になります。

見~つけた OLYMPUS E-PL3

絞り開放で撮った一枚です。絞り優先のオートに設定したら、あとはピントを何処に合わせるかだけ考えればOK。ボディの手ぶれ補正は焦点距離を設定してあげる必要がありますから、ズームレンズには使えません。

大きく育てよ OLYMPUS E-PL3

自分の意図を乗せるのには、マニュアルの方がイイ事に気がつかせてくれます。

我関せず OLYMPUS E-PL3

絞りを絞って、光線加減を順光に近い環境で撮ると、思いのほかキッチリと写ります。

ワタシが購入した頃に比べると、このレンズの良さに気がついた人がいたのか・・少々値上がり気味ですね。でもこのコストで楽しめるレンズは、そんなに無いと思います。オールドレンズとデジタルカメラを接続するには、マウントアダプターが必要です。ミノルタ・ロッコール(SRマウント)だと以下になります。言うまでもありませんが、一つ購入しておけば、他の色々なロッコール(MD・MCレンズ・SRマウント)も自由に楽しめます。もちろん他のマウンドアダプターを購入すれば使い回しがききます。

ミノルタSRマウントアダプターを見る

カメラによって選べるマウントが各社から販売されています。
 
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ワタシはマイクロフォーサーズにロッコールを組み合わせるので、こんな感じのヤツです。

 
   

通常のカタログなんか無いからこそ

入手した時は全然知らなかった事が、後から解るのもまた一興です。このレンズは正しくそれ!です。全然期待してなかったのに、その内容に驚かされて調べてみるとナルホド!と納得するのは楽しいです。逆も中にはあるのでしょうが、希だと思います。欲しいものはそれなりに調べますから。オールドレンズへの扉、開けてみませんか?

投稿者: enblo

デジタル・流通・服飾 変わり種ライター集団です

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