楽天モバイル タダより高い物は無い と昔の人は言うけれど タダより安い携帯電話月額料金は無い!

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2021年2月12日、楽天株式会社は2020年通期の連結決算を発表しました。
楽天市場の数字は、コロナ禍の中で巣ごもり需要により、大幅にグループ全体の売上は上がった反面、1027億円の赤字を出す事になりました。

楽天グループの中で大きな赤字を叩き出す、その中心にあるのが楽天モバイルです。
考えてみれば、当然のことです。
基地局建設に大きな経費を前倒しでかけて、2020年4月に始まった本サービスでは、月額2,980円を設定したものの、先着300万人までは1年間無料の前代未聞キャンペーンを張って、顧客からの集金は全く出来ていないからです。

数字から見ても、ユーザーには大きなメリットがあることは明らかですね。

契約プラン

楽天モバイルの契約プランは、この1年弱の間で大幅に進化してきました。

当初のプラン

筆者は、2021年4月に楽天モバイルを契約しました。
新しくSIMを追加しても、新たな経費が事実上発生しないシステムが、本当かどうか自分で使って確かめるべく、サービス開始してから間もなくのことです。

電波の状況が当初から整うとは考えられず、メインで乗り換える事は考えずに、現状ある回線をメインとすることは変わらず、1台のスマートフォンにSIMを2枚挿入してデータ用のサブとして使う事にしたわけです。
サービス開始当時のアナウンスでは、楽天回線以外のエリアでは(当時はエリア外が大半だった)au回線を2GBまで使えて1年間実質無料は、メリットがあると考えました。
通話もアプリを使えば、電話が無料になるのも大きな魅力です。今はコロナ禍の中で動きが取れませんが・・・仕事で海外に行く時に現地SIMを手配しなくても、国内同様に電話が無料で使用出来て、特別な手続きをしなくても2GBまでは海外でデータ通信が無料で使えるのも大きな魅力です。

サービス開始まもなく、Rakuten UN-LIMITはバージョン2になり、au回線は5GBに使えるデータ量が増加しました。もちろん、大歓迎です。ユーザーには何のデメリットも有りません。

楽天モバイルは、当初も今も契約プランはRakuten UN-LIMIT1つしかありません。
バージョンアップにより、中身が進化してきたのみです。
現在最新のRakuten UN-LIMIT Ⅵ(6)は、2021年1月29日に発表されました。

最新プラン

楽天モバイルの契約プランは、先行する同業他社に確実に脅威を与えました。
高止まりしていると管政権に目を付けられた、携帯料金に楔を打ち込む役目は充分に果たしたと言えるでしょう。

2,980円で高速回線が無制限(ただし楽天回線に限る)というプランに対抗すべく、docomoが「ahamo」を発表し、追従するKDDIはau「povo」とUQモバイルの料金見直しに繋がり、SoftBankは「SoftBank on LINE」とY!mobileの料金見直しを2020年の年12月に発表しました。

2021年の4月には楽天モバイルの無料期間が終了し、契約解除する人が多く出る事を見越して、従来には考えられない楽天モバイルと同価格の2,980円でぶつけてきたのです。(povoは2,480円ですが、通話オプション500円を加えると同額)

日本中どこでも繋がるという、電波環境にアドバンテージがある3大キャリアは、データ量は無制限ではなく20GBで、通話し放題も5分という限定でも、充分に楽天モバイルに対抗出来る読みがありました。
実際に過去のプランと比べると激安であり、電波のアドバンテージを考慮すれば、このままでは春以降には、楽手モバイルは草刈場になると考えられました。

それに対して、楽天モバイルは2021年1月29日に、Rakuten UN-LIMIT VIを発表しました。

  • 料金プランは1プランで変更しない
  • 20GB以上は無制限で2,980円/月額
  • 20GB未満なら1,980円/月額
  • 3GB未満なら980円/月額
  • 1GB未満なら0円/月額

1プランを契約すれば、自動的に使った分だけの料金になる理想のプランになりました。もちろん、従来の内容に変更はありません。

・プラン料金1年間無料 (お1人様1回線1度のみ 先着300万人まで)
・楽天回線エリア 高速で完全データ使い放題、5Gエリアは5G通信で使い放題
・パートナー回線エリア データ容量 5GB/月 超過後は最大1Mbpsで使い放題
・国内通話かけ放題(Rakuten Link利用時)
・海外66カ国でもローミング無料、上記データ容量とは別途2GBまで無料

唖然としました・・・・・。

筆者はahamo発表前の時期(KDDIとSoftBankがサブブランドのみ20GB3,980程度でお茶を濁す動きになっていた時あたり)に、楽天モバイルは今後新しいプランとして20GB 通話かけ放題 月額1,980円くらいを出すのではないか?と予想していました。
対抗の安価なプランのリリースが出る事は、ある程度予想していましたが、良い意味で完全に裏切られました。

実際に消費している月あたりのデータ量は3GBで収まる人が、かなりの割合になります。
最新のMM総研の調査データによると、6割以上のスマホユーザーが3GBで収まっています。2020年12月の調査なので、巣ごもりの影響で消費GBが増えている状況ではありますが、20GB以上消費するユーザーは10数%のみです。つまり楽天モバイルは、赤字が広がる中で、敢えて収入が大幅減になるのを覚悟で出してきたプラン変更なワケです。
注目は何と言っても1GB以下だと無料になることです。同調査では1GB以下の月間通信量ユーザーは31.4%に上ります。これはスマホユーザーの3人に1人が、月々の支払い0円でスマホ運用が出来る事になります。

ahamo・povo・SoftBank on LINEの新しい3大キャリアのプランは、現状受付を店舗でする予定は無く、オンライン限定でのみ申込が出来る仕様になっています。対面で契約を行うには時間がかかるので、そこまでコストは掛けられないのがキャリアの本音でしょう。楽天モバイルは、そこも逆手にとり実店舗での契約も同じプランを同じ価格で提供することを明言しています。あまり詳しくない方にとっては、対面で出来る安心感は大きいですよね。

何故無料に出来る?

楽天モバイルがここまでやるのは、契約者数は増加させる事が必須であり、減少を何としても防ぐ必要があるからです。300万人までは1年間無料キャンペーンはまだ継続していますから、新規ユーザーの獲得が主旨ではありません。
現在楽天モバイルへの申込数は、2021年2月8日の発表で250万件を超えたことが述べられています。新しいRakuten UN-LIMIT VIの発表以降は、猛烈な勢いで新規申込者が増えている状況にあるので、検討中の方は急いだ方が良くなってきました。300万人の枠に入れば、ある意味どんな使い方をしても1年間は無料だからです。

通話が無料で成り立つのは、「Rakuten Link」はRCS(Rich Communication Services規格を利用しているからです。
RCS規格というのは、従来のSMS(ショートメール)に変わる移動体通信に関する業界団体「GSM Association(GSMA)」が策定した規格で、網によらずキャリア側の仮想サーバに、VPN接続する様な手法で料金が掛からない仕組みを構築しています。
そのため、通話品質は一般回線を使うよりも落ちると言われています。
回線状態にもよりますが、1年近く使ったイメージではIP電話と比較すれば遜色なく、個人的にはビジネス用にも使っています。

問題は、ある程度リテラシーの高い層が初期に楽天モバイル契約をしていると考えられ、1年間の無料期間が終了すると、契約解除が相次ぐ予想が食い止められるからです。
データを全く使わないか1GB以内で納める限り料金が掛からずに、通話は無料で無制限に掛けられる上に、楽天市場での買い物は+1倍のポイント付きます。
初期契約の層は、別にメインの回線を保有している事が多く、とりあえず契約した人も含めて解約する理由が無くなりました。

楽天モバイルが保有する国から認可を受けた電波は、Band3(1.7GHz帯)に限定されています。他の3大キャリアが持っているプラチナバンドを持っていません。初期のソフトバンクも苦労していましたが、プラチナバンドを持っていないと屋内まで電波が届きにくく、どうしても繋がらない場所が多発するからです。この認可を今後、国から受けるためには契約者数を減らすわけには、絶対にいきません。コレが一つの理由です。

二つ目としては、iPhoneがあります。
Appleの機種を楽天モバイルでは扱っていません。保有者数が多いiPhoneを扱うことは、希望として確実にあります。しかし、一定の販売量の見込める相手にしかAppleは最新機種の供給はしません。一定の販売量のためには、一定以上の契約者数が必要不可欠だからです。サービス開始当初は、iPhone用のRakuten Linkアプリも無く、一部のiPhone機種では電波を拾って使う事が出来ましたが、通話無料は適用されませんでした。現在はiPhone用のRakuten Linkアプリも整備され、eSIMが使える新しいタイプなら、SIMの到着を待つこと無く使う事が出来ます。(SIMフリーかSIMロック解除済みの一部機種に限ります。使えるiPhoneの機種はこちらから

どんな手を使ってでも!という事が出来るのは、楽天市場を初めとした楽天経済圏に顧客を取り込むことで、ペイ出来る計算があります。

機種について

楽天モバイルでは電波事情が特殊であるために、使える端末が限られます。

新規購入

楽天回線のBand 3([1.7 – 1.8 GHz)・パートナー回線auのBand 18 (800 MHz)を両方使う事が出来て、繋がる場所では楽天回線のBand 3・楽天回線が拾えない場所でのみパートナー回線auのBand 18に切り替える機能を持った機種が、過去には必要無かったし楽天回線が整備されるまでの一時的なものだからです。楽天回線が使えるエリアが増えれば、楽天モバイルはau回線を当然維持しません。人口カバー率が70%を超えた時点で両社が協議し廃止する契約になっています。東京都内では、離島などの一部エリアを除いて2021年3月にはau回線とのパートナー契約を廃止することが決まっています。

そうなると・・・今持っている機種は、そのまま使えないケースが多く新しい機種を購入する必要があります。そこは楽天モバイル側も十分理解していて、以前はどのキャリアでも売り文句にしていたのに、ここ数年は姿を消していた端末0円を用意しています。
大手3社でコレが出来なくなった理由は総務省の指導で、値引き上限を20,000円までとしたからです。楽天モバイルは、端末代を20,000円に抑える事と楽天ポイントを使うことにより実現しています。

契約初期費用もポイントで還元されます。

機種も実質0円・月額使用料も先着300万人に間に合えば0円・300万人以降の契約や1年無料期間が経過した後も、1GB未満のデータ使用なら通話し放題で月額使用料0円ですから、契約しない理由がありません。

サブ回線として

そうはいっても・・回線状態に不安がある方もいらっしゃるでしょう。
楽天エリアは猛烈な勢いで増えていますが、前述のプラチナバンドが使える様になるまではメイン回線を維持したまま、サブ回線として運用したいと考えるなら、SIMが2枚入るDSDSないしはDSDVの機種を使います。SIM1トレイで楽天モバイルのSIMを入れて、SIM2トレイに現在メインで使っているSIMを入れて運用します。

これも前述しましたが、繋がる場所では楽天回線のBand 3・楽天回線が拾えない場所でのみパートナー回線auのBand 18に切り替える機能を持つ機種は多くありません。参考までに私が運用しているのは、SoCがMediaTekのUMIDIGI製品です。(UMIDIGI製品は、Amazonで購入することが出来ます。UMIDIGI公式UMIDIGIフラッグショップの2つがあります)SoCがMediaTekの場合は簡単に弄ることが出来て、2枚のSIMを理想的に使う事が出来ます。

具体的な手順詳細は、楽天モバイル 公式以外の機種 で快適に使える! DSDVでSIMを加えるのが最強ですをご覧ください。

まとめ

300万人までの1年間無料枠は、あと僅かになっています。
楽天モバイルは、気に入らなかったらいつでも解約出来ます。
ただ、新しいプラン内容Rakuten UN-LIMIT Ⅵでは全く使わなかったら、無料期間を経過した以降も月額費用は掛かりませんから、敢えて解約する理由も無いのですが。
楽天市場を利用するなら、黙っていてもポイントが+1倍されるメリットだけを享受してもイイですね。
たとえば、SIMの状態で放置しておいてもデメリットは無いということです。

契約手数料も新規の機種も維持する経費も無料です。
Rakuten Linkアプリを使って電話をすれば無料で使えるので、ネットは殆ど使わない方でもメリットが有ると思います。
LINEで通話するイメージと誤解する方も多いようですが、それは違います。
LINEで無料通話する場合は、相手のスマホもLINEアプリが必須ですが、Rakuten Linkは相手に入っている必要はありません。通常の電話番号にアプリを使って電話をします。普段の会話通話はLINEを使って無料でも、お店に問い合わせの電話をするとか役所に電話するなどLINEの無料通話が使えない機会はありますよね?通常の電話料金は20円/30秒かかっています。
スマホが使えない両親にも気軽に無料で電話できますね。

楽天モバイルで、お得にスマホ使いませんか?

2021年3月9日追記 楽天モバイル契約者の無料期間終了時期

MVNOの楽天モバイルRakuten UN-LIMITが、1年間無料のサービスを開始したのは2020年4月8日です。サービス間もない時期に契約した人は、早いもので無料期間が終了する時期が迫ってきました。

筆者も4月に契約をしています。1年間無料というからには、契約日までと理解していました。たとえば、4月10日に契約していれば4月11日から有料になると思っていました。

しかし楽天モバイルは、無料期間の終了は契約月の月末までと正式に発表しました。筆者の場合も4月末日までは無料期間ということになります。1GBまでのデーター利用なら、5月以降も無料で利用が出来ます。RakutenLinkの無料通話も継続して利用できます。

2021年4月13日追記 プラン料金3ヵ月無料キャンペーン

4月7日で1年間無料キャンペーンは終了しました。

新しいキャンペーンは3ヵ月無料キャンペーンです。


1年間無料だった前回のキャンペーンと比較して、パワーダウンした気もしますが、4月からプラン内容が大幅にグレードアップしているので、アリですね。

なにせ、1GB以内なら3ヵ月経過しても0円ですし、RakutenLinkから電話をかければ通話料は無料です。

投稿者: enblo

デジタル・流通・服飾 変わり種ライター集団です

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