既に一人暮らしをしている方も、これから一人暮らしをする予定の方も、インターネットが利用できない生活は考えられないですよね?
日本では、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のメインプランである「無制限プラン」利用者が多いのですが、たしかに場所を選ばず、ギガ不足も感じないでインターネットの利用ができる利便性はあります。しかし、毎月支払う金額は決して小さくありません。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
プラン | eximo | 使い放題MAX+ 5G/4Gプラン | メリハリ無制限+プラン |
容量 | 3GB~無制限 | 1GB~無制限 | 2GB~無制限 |
基本月額料金 | 7,315円 | 7,458円 | 7,425円 |
この金額は基本料なので電話通話の料金などが加わって、毎月1万円前後の出費になっている方も少なくありません。
支払い費用を抑える、一人暮らしの通信費節約術について解説していきます。
無制限を安く使うのには「楽天モバイル」一択
(出典:楽天モバイル)
スマホ代を安くする手段として直ぐに思いつくのは「格安SIM」ですが、格安SIMには無制限プランを通常の通信速度で提供しているプランはありません。
安価に無制限プランを利用する手段は、「楽天モバイル」の「最強プラン」一択です。
ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
プラン | eximo | 使い放題MAX+ 5G/4Gプラン | メリハリ無制限+プラン | Rakuten最強プラン |
容量 | 3GB~無制限 | 1GB~無制限 | 2GB~無制限 | 20GB~無制限 |
基本月額料金 | 7,315円 | 7,458円 | 7,425円 | 3,278円 |
3大キャリアと比較して、毎月の支払い額は半額以下に抑えることができます。
無制限が必要ない場合はさらにコスパが良い
楽天モバイルのコスパが良いのは無制限利用時だけでなく、3段階の従量制プランになっているため、無制限が必要ないユーザーはさらにお得にコスパ良く利用ができます。
ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
プラン | eximo | 使い放題MAX+ 5G/4Gプラン | メリハリ無制限+プラン | Rakuten最強プラン |
容量 | 3GB~無制限 | 1GB~無制限 | 2GB~無制限 | 20GB~無制限 |
基本月額料金 | 7,315円 | 7,458円 | 7,425円 | 3,278円 |
安くなるギガしきい値 | - | - | - | 20GB |
安くなった金額 | - | - | - | 2,178円 |
安くなるギガしきい値 | 3GB未満 | 1GB未満 | 2GB未満 | 3GB未満 |
安くなった金額 | 5,665円 | 5,808円 | 5,775円 | 1,078円 |
3大キャリアでは1ヶ月のデータ利用量が、ドコモが3GB未満・auが1GB未満・ソフトバンクが2GB未満の場合に、1,650円が自動的に割り引かれる2段階の料金プランになっています。
楽天モバイルは、1ヶ月のデータ利用量が3GB未満の利用の場合は月額料金が1,078円になり、3大キャリアの低いしきい値以下の金額に比べて、5分の1以下になります。
それなりに動画視聴などに利用しているユーザーでも、20GB/月未満程度になっているケースが多く、3大キャリアでは無制限利用時と変わらない料金ですが、楽天モバイルで1ヶ月に20GB未満の利用時には月額料金が2,178円になります。3大キャリアと比較すれば、1/3以下の支払いになりますね。
楽天モバイルは「Rakuten Link」アプリで通話料も無料
(出典:楽天モバイル)
3大キャリアの場合は、先の基本料の他に電話通話を使った場合に別途通話料が加算されます。その金額単価は30秒/22円ですので、1分使えば44円がかかり、1時間の通話をすれば2,640円が加算されます。
国内通話はどれだけ使ってもOKな「かけ放題」オプションは、3大キャリアでそれぞれ用意されていますが、たとえばドコモの場合なら月額1,980円のオプション料金がかかります。
楽天モバイルは、「Rakuten Link」という通話アプリが用意されていて、このアプリで電話発信を行っても国内通話は無料で利用できます。いつ、どれだけ利用しても無料です。
電話を利用するユーザーには、楽天モバイルはさらにお得になります。
スマホ以外の端末は楽天モバイルで利用ができる?
インターネットを使うのはスマホだけではなく、パソコンやタブレット、ゲーム機などを接続して利用したいユーザーも多いですよね?
これらの端末を自宅でWi-Fiに接続して利用するには、スマホプランの回線とは別に、自宅用に光回線やホームルーターなどのWi-Fi用回線を導入するのが一般的です。
しかし、当然そのWi-Fi用の回線料は毎月支払う必要があるので、楽天モバイルの回線をフル活用して、通信費の支払い費用を節約する方法を考えてみましょう。
テザリングで楽天モバイル回線を利用
(出典:楽天モバイル)
テザリングとは、スマホをWi-Fi基地局として利用することで、パソコンやタブレット、ゲーム機などを、楽天モバイルの回線を利用してインターネットに接続する方法です。
このテザリングを使えば、自宅のネット回線として楽天モバイルが利用できるので、別途の費用はかかりません。
テザリングの使い方
スマホをWi-Fi基地局にする「テザリング」は、多くのスマートフォンで簡単にできます。
以下、Androidの場合でご説明します。
- スマホの設定をタップして、「ネットワークとインターネット」をタップします。その中にある「アクセスポイントとテザリング」をタップします。
- 「Wi-Fiアクセスポイント」をタップします。
- 「Wi-Fiアクセスポイントの使用」をONにします。アクセスポイントのパスワードをタップすると、実際に設定されているパスワードを可視化できます。
- 利用したい端末機器でWi-Fiの設定から、③にあるアクセスポイント名を探して、3で表記したパスワードを入力すれば、インターネットに接続できるようになります。
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を利用する
(出典:楽天モバイル)
テザリングは費用負担が無く、他の機種で楽天回線を使ってインターネットの利用をすることができますが、常にスマホの電池を消費するので、利用時に充電しながらになるケースが多くなります。
しかし、この使い方をするとスマホのバッテリーを毀損することになり、寿命を縮めることになりかねません。あくまでテザリングは非常手段として利用するのが良く、日常的に利用するのには向いていません。
楽天モバイルの契約を申し込むのに、SIMだけでもすることができますが、楽天モバイルが提供している「Rakuten WiFi Pocket Platinum」と併せて申し込むのは如何でしょうか?
これなら、モバイルルーターが1円で入手することができます。
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」で使う楽天モバイルのSIMは、普通に楽天モバイルのスマホプラン「Rakuten 最強プラン」のSIMと全く同じnanoSIMで、発信受信用の電話番号も持っています。そのため、スマートフォンにSIMを差し替えれば、通常のSIMとしてインターネットや電話通話に利用ができます。
テザリングでスマホに負担をかけること無く、自宅ではモバイルルーターでインターネットが利用できる環境を構築しながら、負担するのは購入時の1円のみです。
スマホとモバイルルーターの両方に差し替えて無制限に利用しても、月額料金は3,278円しかかかりません。
電話通話を利用しないユーザーならSIM差し替えも不要
LINEやSNSなどを利用して連絡することはあっても、電話通話は着信も受信も利用しないユーザーなら、楽天モバイルのSIMはモバイルルーターに入れっぱなしにして、自宅でも外出先でも持ち運ぶことで、スマホはどこで利用しても無制限に楽天モバイルの回線でインターネットを利用できます。
安価な別のSIMを契約すると通話も可能
さすがに、電話が利用できない状態は困るユーザーには、楽天モバイルのSIMはモバイルルーターに入れっぱなしの場合、スマホに別の安価なSIMを契約して入れておく方法があります。
格安SIMの「HISモバイル」なら、100MB/月の容量を月額280円で利用することができます。

電話番号はこのSIMで運用することができますし、外出先で楽天モバイルのモバイルルーターが電池切れになっても、インターネットの回線を最低限維持することが可能になります。
この場合の1ヶ月の通信費トータル費用は月に20GB以上利用するとして、3,278円(楽天モバイル)+280円(HIS モバイル)=3,558円 になります。
「6分までのかけ放題」のオプションも、月額500円で用意されています。
6分までの通話なら、何度しても新たな費用負担が発生しません。
ホームルーターを利用すればさらに自宅のネット利用が快適に
(出典:楽天モバイル)
モバイルルーターは筐体が小さくバッテリー駆動のため、据え置き型のホームルーターと比較すると、Wi-Fiの飛ぶ範囲が広くはなく、通信速度も劣る傾向になることが否めません。
ホームルーターは、スマホを含めた自宅のインターネット利用をさらに快適にします。
楽天モバイルから、ホームルーター「Rakuten Turbo」も提供されています。
しかし、スマホプランやモバイルルーターとは料金体系が異なり、楽天モバイルの電波が利用できない場所で利用するau回線を使うこともできません。
端末代として41,580円の費用負担が必要であり、48回の分割払で月額866円です。
月額料金は4,840円です。
ホームルーターがあれば外出先の利用は3GB程度
(出典:楽天モバイル)
自宅にホームルーターを設置すれば、契約しているスマホプランのギガを消費することが家では無くなります。そのため外出時にWi-Fiが無い場所で利用するギガ容量だけになり、多くのスマホユーザーは3GB/月未満しか使っていません。
ホームルーターの「Rakuten Turbo」はスマホプランとは別契約ですから、契約しているスマホプラン「Rakuten 最強プラン」での利用量は3GB未満になるケースが多くなります。
「Rakuten 最強プラン」で3GB未満の利用の場合の月額料金は1,078円ですが、「Rakuten Turbo」と併用することで「最強おうちプログラム」が適用されて、毎月楽天ポイントが1,000ポイント(1,000円分)還元されますので、実質のスマホプランの費用負担は78円になります。
この場合の通信費トータル費用は、78円(楽天モバイル)+4,840円(楽天ホームルーター)=4,918円 になり、機種本体代金も48回の分割にすれば、毎月の分割費用866円と同額が割引されます。
自分でホームルーターを購入する手段もあり
自分でホームルーター本体を購入して、「Rakuten 最強プラン」のSIMを差し込んで利用すれば、無制限にデータ利用をしても月額3,278円の費用で使うことができます。
「Rakuten Turbo」との価格差は4,840円-3,278円=1,562円 ありますから、2万円程度のホームルーターを購入しても、概ね1年程度でペイすることが可能で、それ以降はずっとお得に利用ができることになります。
出かける時は、SIMをホームルーターからスマホに差し替える手間がかかりますが、自宅では快適にインターネットが利用できるホームルーターを利用して、出かけるときもSIMをスマホに入れて無制限にインターネットの利用が可能です。
〇TP-Link AC1200 SIMフリー ホームルーター

14,000円強から16,000円弱で購入が可能な、楽天モバイルに対応したホームルーターです。
PIXELA(ピクセラ) Wi-Fi

16,000円前後で購入が可能な、楽天モバイルに対応したホームルーターです。
3GBのスマホプラン導入でSIMの差し替え無し
(出典:エキサイトモバイル)
スマホ用に別のSIMを導入すれば、楽天モバイルのSIMは購入したホームルーターに挿しっぱなしでOKになります。
その場合は前述のように、3GB程度のスマホプランが最適ですから、安価な「エキサイトモバイル」がおすすめです。
「エキサイトモバイル」はドコモとauが選べる格安SIMで、その「Fitプラン」では従量制プランになっていて、3GB/月が月額690円で利用できます。
その場合の通信費トータル費用は、3,278円(楽天モバイルSIM ホームルーターで使用)+690円(エキサイトモバイル Fitプラン3GB)=3,968円 になります。
エキサイトモバイル Fitプラン3GBは従量制プランなので、3GB以上の利用もすることが手続きなしに可能ですが、支払料金も自動的に上昇します。(7GBまで1,430円・12GBまで1,980円・17GBまで2,750円・25GBまで3,245円)
3GBの固定プランなら、使いすぎて支払いが増加することがありません。
固定の3GBを安価に利用ができるのは、「NUROモバイル」の「VSプラン」がおすすめです。月額792円で利用することができます。ドコモ・au・ソフトバンクの回線を契約時に選択することができるので、現在利用中のスマホを快適に継続利用することが可能です。

その場合の通信費トータル費用は、3,278円(楽天モバイルSIM ホームルーターで使用)+792円(NUROモバイル VSプラン)=4,070円になります。
安定して高速通信を無制限に利用ができる「光回線」ビッグローブ光ならいくら?
(出典:ビッグローブ光)
無線を使うインターネット回線よりも、有線の光ファイバーケーブルを使う「光回線」なら、安定した高速のインターネット利用が無制限に可能になります。
実際に回線利用をしているユーザーが通信速度を計測している、「みんなのネット回線速度」で、光回線も加えて直近3ヶ月の通信速度の平均値データを比較してみましょう。
モバイルルーター | ホームルーター | 光回線 | |
直近3ヶ月 平均ダウンロード速度 |
109.6Mbps | 209.8Mbps | 516.7Mbps |
直近3ヶ月 平均アップロード速度 |
19.4Mbps | 25.4Mbps | 436.0Mbps |
上りも下りも、圧倒的に光回線の通信速度が優位で、別次元の快適性を享受することができます。
マンションなら毎月1,000円程度プラス費用負担で光回線は利用ができる
全国の幅広いNTT東西の光回線フレッツ光が提供されている場所・フレッツ光対応マンションで利用することができる光コラボの「ビッグローブ光」の月額料金は、マンション4,378円・戸建て5,478円です。

自宅でWi-Fiが使える環境があれば、スマホプランは安価な3GB程度のプランでOKですから、たとえば前述の「エキサイトモバイル」で3GB未満程度の利用なら、月額690円で使うことができます。

マンションで利用した場合の通信費トータル費用は、4,378円(光回線)+690円=5,068円になります。
固定3GBの「NUROモバイル」なら月額792円ですから、その場合の通信費トータル費用は、4,378円(光回線)+792円(スマホ代)=5,170円 になります。

キャッシュバック特典
今なら、「ビッグローブ光」を新規契約すると、38,000円のキャッシュバック特典が受け取れます。
光回線の導入で快適さと引き換えに毎月1,000円の負担増が発生しますが、キャッシュバックを当てれば3年程度を負担無しで利用ができることになります。
工事費も無料
光回線の導入には、プロの業者による工事を行う必要があります。
「ビッグローブ光」の場合は28,600円がかかりますが、毎月の分割費用分と同額が割り引かれるので、実質の費用負担は無料になります。
光回線のユーザーは、引っ越しをするときに再度工事費が必要になりますが、「ビッグローブ光」の3年プランを契約している場合、何度引っ越しをしても工事費がかからず無料で継続して利用ができます。
工事まで時間がかかっても「ホームルーター」レンタルができる
(出典:ビッグローブ光)
光回線の工事は申し込んでから完了するまでには、一定の時間がかかります。
「ビッグローブ光」の場合は、申し込んでから概ね2週間から1ヶ月程度で工事が完了しています。
ただ、人の移動が多い春先などでは、工事が混み合っていてさらに時間がかかるケースがあります。
ビッグローブ光は工事までに時間がかかる場合、WiMAXの「ホームルーター」の無料レンタルが利用できます。