自宅に光回線でインターネットができるように導入を考えて、色々と調べていると出てくるのが「光コラボ」(または光コラボレーション 同じものです)と「フレッツ光」ではありませんか?
インターネットの基本をおさえながら。「光コラボ」とは何か?「フレッツ光」とは何が違うのか?などの解説をすすめていき、お得に光回線を利用する方法までご紹介します。
「光コラボ」とは何か?

「光コラボ」とは、光回線サービスの種類の一つです。
一般家庭でよく利用がされている光回線サービスとしては、主に「光コラボ」「auひかり」「NURO光」や、各エリアの電力管内で展開している「eo光」「コミュファ光」などの電力系、「J:COM光」などのケーブルテレビ系があります。
「光コラボ」が他の光回線サービスと決定的に異なるのは、光コラボという名称の光回線サービスというものは無く、数百社以上ある光回線サービスの総称ということです。
「光コラボ」は数百のサービスの総称
「光コラボ」は、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社にも上る、数多くの事業者(プロバイダ)からサービスが提供されています。
NTT東日本「光コラボレーションモデル事業者様」及び「お取り扱いサービス」一覧
NTT西日本「光コラボレーションモデル事業者様」及び「お取り扱いサービス」一覧
「ドコモ光」「ソフトバンク光」「楽天ひかり」も光コラボの一つ
光回線サービスとして知名度が高い「ドコモ光」「ソフトバンク光」も、数多くある光コラボの中のサービスの一つです。
光コラボを提供しているのは異なる事業者であり、月額料金などの利用料金もそれぞれ異なっています。では何故?これら多くの光回線サービスを一括りに「光コラボ」としているのか?それは、使っている光回線が全て「フレッツ光」で共通していることにあります。
「フレッツ光」とは何か?

フレッツ光はNTT東西が敷設管理している、日本を代表する光回線です。光回線で唯一全国47都道府県全県を提供エリアとしてカバーしていて、都心部だけでなく郡部や離島までその提供エリアは広がっています。
それなのに、前述の主な利用されている光回線サービスのリストに、「フレッツ光」は入っていません。それは、フレッツ光はあくまで光回線であり、単独ではインターネットが利用できる光回線サービスではないことにあります。
インターネットが利用できる光回線サービスは、光回線+プロバイダ

(出典:NTT東日本)
インターネットを利用するためには、回線の他にプロバイダの利用が必須になります。光回線だけではインターネットを利用することができません。
これは光回線だけの特有のハナシではなく、全てのインターネット利用にはプロバイダの利用が必要になります。今までスマホプランでインターネットをしてきたユーザーは、プロバイダの契約などはしたことが無いし、目にしたこともないケースが多いと思います。しかし、たとえばドコモのスマホプランを契約した場合、回線にはドコモを使いますが、プロバイダはドコモが用意したものを利用していて、回線とプロバイダをワンセットにしたスマホプランサービスとして提供されています。
光回線サービスでも、たとえばNURO光を契約する時にプロバイダの話は出てきませんが、NURO光はソニーグループであるため、So-netがプロバイダとして回線とワンセットにして、光回線サービスとして提供されています。
NTT東西ではプロバイダ業務を提供していない

フレッツ光は光回線ですが、プロバイダをワンセットにした光回線サービスではありません。フレッツ光を提供しているNTT東西では、プロバイダ業務をサービスとして提供していないため、インターネットを利用するためには別途プロバイダの契約を行う必要があります。
このフレッツ光の利用方法は古くから存在していますが、現在個人の新規契約での利用は殆どされていません。個人契約でこの利用方法にメリットは殆どなく、コスパも良くないからです。
法人契約ではこの利用方法が主流になっています。
(出典:フレッツ光)
NTT東西と直接契約して使うため、NTTが持つ豊富なノウハウを通信・ネットワーク全般で利用することが可能になるメリットがあるからです。
光コラボは「フレッツ光」+「プロバイダ」がワンセットの光回線サービス

フレッツ光を利用する個人契約の主流になっているのは、光回線のフレッツ光とプロバイダがワンセットになった光回線サービス「光コラボ」です。
光コラボは他の光回線と同様に、一箇所で契約するだけでインターネットが利用できるもので、フレッツ光が利用できる幅広い全国の提供エリアや建物で利用ができるため、契約者が最も多い光回線サービスです。
NTT東西が光回線フレッツ光をプロバイダに卸提供を行い、プロバイダは自社業務とワンセットにした光回線サービスとして提供されているのが「光コラボ」です。
「光コラボ」が安い!利用形態が同じでも毎月の支払い費用が異なる
光コラボのメリットは、同じ利用形態でも安価にコスパ良く利用できることにあります。
たとえば、プロバイダに「BIGLOBE」を利用する場合
- フレッツ光(回線 NTT東西と契約)+BIGLOBE(プロバイダ BIGLOBEと契約)
の2箇所契約でフレッツ光を利用してインターネットを使う場合と
光コラボのBIGLOBE光で利用する場合
- フレッツ光(回線)+BIGLOBE(プロバイダ)
の一箇所契約で、契約先はBIGLOBEのみになります。
この2つは契約形態が異なるだけで、インターネットの利用形態は全く同じです。
一例として全く同じ利用形態で、2箇所契約でフレッツ光を利用する場合の費用と、光コラボの費用を比較してみましょう。
| BIGLOBE光 | @nifty光 | ソフトバンク光 | @TCOMヒカリ | ||
| 光コラボ | マンション 月額 | 4,378円 | 4,378円 | 4,180円 | 4,180円 |
| 戸建て 月額 | 5,478円 | 5,720円 | 5,720円 | 5,610円 | |
| フレッツ光+プロバイダ | マンションプロバイダ料金 | 990円 | 1,045円 | 1,045円 | 1,320円 |
| 東日本マンション月額計 | 5,115円 | 5,170円 | 5,170円 | 5,445円 | |
| 西日本マンション月額計 | 4,565円 | 4,620円 | 4,620円 | 4,895円 | |
| 戸建てプロバイダ料金 | 1,100円 | 1,320円 | 1,320円 | 1,320円 | |
| 東日本戸建て月額計 | 7,370円 | 7,590円 | 7,590円 | 7,590円 | |
| 西日本戸建て月額計 | 5,830円 | 6,050円 | 6,050円 | 6,050円 | |
光コラボで利用した方が、コスパ良く安価に利用することができます。
極めて利便性の高い光回線「フレッツ光」をコスパ良く利用する方法として、「光コラボ」が最適ということです。
コスパ良く使える「光コラボ」はどこ?

フレッツ光という同じ光回線を使う光コラボでも、料金はそれぞれ異なっています。コスパ良く利用ができる安価に提供されている光コラボは何処なのか?数百のサービスの中から、人気の光コラボの詳細を見ていきましょう。
光回線 マンション料金比較一覧
| マンション 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
| GMOとくとくBB光 | 月額3,773円 工事費25,300円 → 実質無料 |
5,000円CB | なし | 3年 | なし |
| BB.exciteMEC光 | 月額3,850円 工事費無料 |
月額割引をCB換算 実質6,633円 | BB.exciteモバイル | なし | なし |
| DTI光 | 月額3,960円 工事費26,400円 → 実質無料 |
月額割引をCB換算 440円×12ヵ月 実質5,280円 |
au | なし | なし |
| ソフトバンク光 | 月額4,180円 工事費26,400円 → 実質無料 |
代理店40,000円CB 月額割引をCB換算 4,180円×3ヵ月 実質12,540円 |
SoftBank |
2年 | 4,180円 |
| @TCOMヒカリ | 月額4,180円 工事費22,000円 → 実質無料 |
代理店35,000円CB 月額割引をCB換算 330円×12ヵ月 実質3,960円 |
au UQ mobile LIBMO |
2年 | 2,200円 |
| 楽天ひかり | 月額4,180円 工事費22,000円 |
( |
なし | 2年 | 4,180円 |
| IIJmioひかり | 月額4,356円 工事費28,600円 |
(IIJmio併用で)毎月660円割引 | なし | 2年 | 3,000円 |
| @nifty光 | 月額4,378円 工事費22,000円 |
25,000円CB 月額割引をCB換算 1,100円×20ヵ月 実質22,000円+代理店カタログギフト5,000円分 |
au | 3年 | 3,630円 |
| ビッグローブ光 | 月額4,378円 工事費28,600円→ 実質無料 |
30,000円CB+(クーポンコードFUM入力で)+34,000円CB | au | 3年 | 3,000円 |
| ドコモ光 × OCN | 月額4,400円 工事費22,000円 → 無料 |
37,000円CB | docomo | 2年 | 4,180円 |
| ドコモ光 × GMO | 月額4,400円 工事費22,000円 → 無料 |
10,500円CB | docomo | 2年 | 4,180円 |
| ドコモ光 × @nifty | 月額4,400円 工事費22,000円 → 無料 |
20,000円CB | docomo | 2年 | 4,180円 |
| So-net光 L | 月額5,995円 工事費29,040円 |
20,000円CB | au | なし | なし |
光回線 戸建て(1Gbps・2Gbps)の料金比較一覧
| 戸建て 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
| GMOとくとくBB光 | 月額4,818円 工事費26,400円 → 実質無料 |
5,000円CB | なし | 3年 | なし |
| BB.exciteMEC光 | 月額4,950円 工事費無料 |
月額割引をCB換算 実質7,733円 | BB.exciteモバイル | なし | なし |
| DTI光 | 月額5,280円 工事費26,400円 → 実質無料 |
月額割引をCB換算 440円×12ヵ月 実質5,280円 |
au | なし | なし |
| 楽天ひかり | 月額5,280円 工事費22,000円 |
( |
なし | 2年 | 5,280円 |
| IIJmioひかり | 月額5,456円 工事費28,600円 |
(IIJmio併用で)毎月660円割引 | なし | 2年 | 3,000円 |
| ビッグローブ光 | 月額5,478円 工事費28,600円 → 実質無料 |
30,000円CB+(クーポンコードFUM入力で)+53,000円CB | au UQ mobile |
3年 | 4,100円 |
| @TCOMヒカリ | 月額5,610円 工事費22,000円 → 実質無料 |
代理店35,000円CB 月額割引をCB換算 実質5,280円 |
au UQ mobile LIBMO |
2年 | 3,300円 |
| ソフトバンク光 | 月額5,720円 工事費26,400円 → 実質無料 |
代理店40,000円CB 月額割引をCB換算 5,720円×3ヵ月 実質17,160円 |
SoftBank |
2年 | 5,720円 |
| @nifty光 | 月額5,720円 工事費22,000円 |
30,000円CB 月額割引をCB換算 1,100円×20ヵ月 実質22,000円+代理店カタログギフト5,000円分 |
au UQ mobile |
3年 | 4,840円 |
| ドコモ光 × OCN | 月額5,720円 工事費22,000円 → 無料 |
37,000円CB | docomo | 2年 | 5,500円 |
| ドコモ光 × GMO | 月額5,720円 工事費22,000円 → 無料 |
10,500円CB | docomo | 2年 | 5,500円 |
| ドコモ光 × @nifty | 月額5,720円 工事費22,000円 → 無料 |
20,000円CB | docomo | 2年 | 5,500円 |
| So-net光 L | 月額7,095円 工事費29,040円 |
20,000円CB | au UQ mobile |
なし | なし |
光回線 (10Gbps)の料金比較一覧
| 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
| BB.excite光10G | 月額4,740円 工事費無料 |
なし | BB.exciteモバイル | なし | なし |
| GMOとくとくBB光 | 月額5,940円 工事費26,400円 → 実質無料 |
5,000円CB | なし | 3年 | なし |
| ビッグローブ光 | 月額6,160円 工事費28,600円 → 実質無料 | 30,000円CB+(クーポンコードFUM入力で)+96,000円CB | au UQ mobile |
3年 | 4,620円 |
| BB.excite光10G | 月額6,380円 工事費22,000円 → 実質無料 |
月額割引をCB換算 1,936円×12ヵ月 実質23,232円 | なし | なし | なし |
| IIJmioひかり | 月額6,380円 工事費28,600円 |
(IIJmio併用で)毎月660円割引 | なし | 2年 | 3,000円 |
| @nifty光 | 月額6,380円 工事費22,000円 |
40,000円CB(公式30,000円+代理店10,000円) 月額割引をCB換算 実質22,000円+代理店カタログギフト10,000円分 |
au UQ mobile |
3年 | 4,840円 |
| @TCOMヒカリ | 月額6,380円 工事費22,000円 → 実質無料 |
代理店 45,000円CB 月額割引をCB換算 実質6,600円 |
au UQ mobile LIBMO |
2年 | 3,300円 |
| ドコモ光 × OCN | 月額6,380円 工事費22,000円 → 無料 |
55,000円CB 月額割引をCB換算 実質35,280円 | docomo | 2年 | 5,500円 |
| ドコモ光 × GMO | 月額6,380円 工事費22,000円 → 無料 |
30,500円CB 月額割引をCB換算 実質35,280円 |
docomo | 2年 | 5,500円 |
| ドコモ光 × @nifty | 月額6,380円 工事費22,000円 → 無料 |
35,000円CB 月額割引をCB換算 実質35,280円 |
docomo | 2年 | 5,500円 |
| DTI光 | 月額6,380円 工事費実質無料 |
月額割引をCB換算3,190円×6ヵ月実質19,140円 | au | なし | なし |
| ソフトバンク光 | 月額6,930円 工事費26,400円 → 実質無料 |
代理店45,000円CB 月額割引をCB換算 6,380円×3ヵ月 実質19,140円 |
SoftBank |
2年 | 6,930円 |
1ギガと10ギガではどちらがおすすめ?
光コラボでは広く普及している1Gbpsのサービスと、近年普及が広がりつつある10Gbpsのサービスの2通りがあります。
1Gbpsと10Gbpsは計算上で10倍の通信速度が利用できることになりますが、この数値はあくまで理論値の公称値でしかなく、実際には4倍程度の差になります。
少しでも通信速度が速い環境をお望みでしたら10Gbpsのサービスになりますが、現状では1Gbpsのサービスでも力不足を感じることは基本的に無く、家族利用で動画視聴を行った場合など通信速度が必要な状態でも問題が起きるケースは殆どありません。
10Gbpsは提供エリアも限られていて、月額料金が高くなることも考えれば、一般的には1Gbpsの光コラボがおすすめだと言えます。
「セット割」も検討材料の一つ
光コラボ選びの検討材料の一つとして、特定の光回線サービスとスマホプランを併用することで、毎月のスマホ代が家族の分まで割引が受けられる「セット割」があります。
スマホプランにドコモを使っているユーザーは、「ドコモ光」を併用することで毎月のスマホ代が1台につき最大1,210円の割引が適用されます。家族4人で利用しているなら、スマホ1台につき最大1,210円(セット割)+1,210円(家族割)=2,420円 の割引が受けられ、4人分なら2,420円×4人=9,680円 の割引額になります。
スマホプランにソフトバンクを使っているユーザーは、「ソフトバンク光」を併用することで、毎月のスマホ代が1台につき最大1,110円の割引「セット割」が適用され、同様に家族割でスマホ1台につき最大1,210円の割引が適用されます。
auユーザーは「auひかり」で同様の割引が受けられますが、auひかりは光コラボではなく、利用ができるエリアや場所が光コラボと比較して限られています。しかし、「BIGLOBE光」「@TCOMヒカリ」でauひかりを利用した場合と同じ割引、auスマートバリューの適用が受けられます。
3大キャリアの「セット割」「家族割」の絶対金額は大きいのですが、元々の金額が高額になっているため、割引後の絶対価格は必ずしもコスパが良いとは言えないケースが多くあります。コスパを考えれば、後述する格安SIMなどに乗り換えた方が、割引を駆使した金額よりも安くなることが多いと言えます。
10ギガなら「BB.excite光 10G」が安い!

(出典:BB.excite光10ギガ)
同じ事業者が1ギガと10ギガのサービスを提供している場合、10ギガの料金が高くなることが一般的です。しかし、唯一の例外として「BB.excite光 10G」があります。
「BB.excite光 10G」の月額料金はマンション戸建て共通で、1ギガの戸建て月額料金より安い4,740円に設定されています。この料金は10ギガの光回線サービスとして、最安値級だと断言できます。これだけ安い料金で10ギガが利用できるなら、10ギガの提供エリアになっている場合、敢えて10ギガの「BB.excite光 10G」を選択しない理由がありません。
「BB.excite光 10G」の月額料金は一般的に見かけることがある、契約当初の一定期間だけ安い料金なのに、その料金だけを前面に打ち出しているのとは異なり、変わらない料金でずっと利用ができるシンプルさがあります。その代わりに、こちらも他の光回線サービスではよく見かける契約するとキャッシュバック特典!の類いは無く、ユーザーに解りやすい料金体系とコスパの追求に尽力していることが良く解ります。キモになるのは月額料金以外の支払いがいらないシンプルさです。具体例を挙げてご紹介しましょう。
初期費用(登録費用・契約事務手数料など)が一切不要
1ギガの光回線も含めて、光回線サービスの契約時には一般的に登録費用・契約事務手数料などの名目で、月額料金以外に4,000円から6,000円程度の費用が徴収されます。
「BB.excite光 10G」では、契約時の費用が一切不要の無料になっています。
工事費無料
光回線の導入には工事が必要であり、2万円から6万円程度の費用がかかります。この費用を無料にしている光回線サービスはありますが、殆どは無料ではなく実質無料で、工事費の分割払を選択して毎月の分割支払い費用金額と同額を毎月割引するスタイルになっています。
実質無料の場合、引っ越しや回線に不満が出たなどで解約したときに工事の残債があれば、その費用残債の一括清算が求められます。
「BB.excite光 10G」で導入工事費は実質無料ではなく無料で、残債という概念が存在していません。
また、工事費無料を標榜している光回線サービスの多くは、基本工事費のみ無料になっています。そのため、土日祝日に工事をお願いしたい場合には、別途でユーザーが数万円程度の追加費用を負担する必要があります。
「BB.excite光 10G」では、そのような工事の追加費用も求められません。
転居時の工事費も無料
光回線サービスを利用しているユーザーが引っ越しを行う場合、引っ越し先でも新たに回線の導入工事が必要で、初めて導入する場合の工事費は実質無料になっていても、引っ越して継続する場合の費用はユーザーが負担することが大半です。
「BB.excite光 10G」を引っ越し先でも継続利用する場合でも、工事費は無料です。
契約期間縛りも違約金もなし
先の一覧表を見ても、光回線サービスの多くは2年から3年の契約期間を設けています。この契約期間は経過すれば縛りが解けるのではなく、契約期間ごとに2ヵ月から3ヵ月程度現れる解約月に解約すれば、違約金はかからない制度です。違約金は契約先と契約時期によって大きく異なり、2022年7月以降に契約した場合は月額料金の1ヵ月分程度になっていますが、2022年6月以前に契約した場合は数万円程度の違約金が請求されるケースが多くなっています。
たとえば、3年契約の光回線サービスをしているユーザーが、契約後4年が経過した時点で解約をした場合、「3年の契約期間は終了しているから、違約金はかからないはず・・・」と思っても、実際は違約金がかからない解約月は1年前に終わっていて、再度契約期間が自動的にスタートしていて、違約金が発生します。次の違約金がかからない解約月は2年先になります。
「BB.excite光 10G」は契約期間の概念が無く、そのため当然違約金もありません。ご自身の都合で解約する場合でも解約月を気にする必要が無く、いつでも負担金なしに解約が可能になっています。
格安SIMの「セット割」もある
(出典:BB.exciteモバイル)
格安SIMでは月額料金がシビアに設定されていることで、基本的にさらに料金を割り引く「セット割」は行われていないケースが大半ですが、格安SIMの中でも最安値級の「BB.exciteモバイル」は、「BB.excite光 10G」と併用することでSIM1枚につき月額料金が220円割引されます。(SIMは5枚まで)
「BB.exciteモバイル」も契約時に他社では数千円程度がかかる、初期契約手数料と新規SIM発行手数料が無料です。余分な費用がかからないシンプルさは同社の光回線と同様です。
従量制「Fitプラン」
「BB.exciteモバイル」には2つの料金プランがあり、コスパで選ぶなら使った利用量分を支払う従量制の「Fitプラン」が最適です。
|
BB.exciteモバイル |
||
| 容量 | 料金 | セット割適用 |
| 3GB | 690円 | 470円 |
| 7GB | 1,190円 | 970円 |
| 12GB | 1,890円 | 1,670円 |
| 17GB | 2,750円 | 2,530円 |
| 25GB | 2,990円 | 2,770円 |
自宅ではスマホ利用も含めて光回線のWi-Fiが使えるので、契約しているスマホプランのギガ消費はありません。外出時に利用する分だけスマホプランのギガ容量はあれば良く、多くのスマホユーザーは月に3GB未満程度で収まっています。
「Fitプラン」で3GB未満の利用の場合の月額料金は690円で、この料金でも破格の最安値級だと言えますが、「BB.excite光 10G」と併用して「セット割」を適用させると、月額470円になります。
家族4人の支払い通信費トータル費用
「BB.excite光 10G」を自宅で利用する4人家族で、スマホプランには「Fitプラン」を使うことで「セット割」を適用した3GB未満利用の場合の、1ヵ月の支払い通信費トータル費用を計算してみましょう。
| BB.excite光 10G | BB.exciteモバイル Fitプラン 3GB未満 |
家族 | 合計 | |
| マンション・戸建て 共通 |
4,740円 | 470円 | 4人 | 6,620円 |
自宅では超高速の10ギガの光回線を存分に利用して、家族4人分のスマホ代を加えても、総額6,620円というコスパの良さで収まります。
定額制「Flatプラン」
従量制だと使ったギガ容量に応じて料金が変わるため、知らず知らずに使いすぎた月は料金が上がります。そんな心配が無くなる、プラン容量定額制の「Flatプラン」なら安心して利用できます。
|
BB.exciteモバイル |
||
| 容量 | 料金 | セット割適用 |
| 3GB | 1,210円 | 990円 |
| 12GB | 1,650円 | 1,430円 |
| 20GB | 2,068円 | 1,848円 |
| 25GB | 2,970円 | 2,750円 |
Flatプランよりも割高になりますが、それでも3GBに「セット割」を適用させれば月額990円で利用できます。
家族4人の支払い通信費トータル費用
同様に「BB.excite光 10G」を自宅で利用する4人家族で、スマホプランには「Flatプラン」3GBを使うことで「セット割」を適用した場合の、1ヵ月の支払い通信費トータル費用を計算してみましょう。
| BB.excite光 10G | BB.exciteモバイル Fitプラン 3GB未満 |
家族 | 合計 | |
| マンション・戸建て 共通 |
4,740円 | 990円 | 4人 | 8,700円 |
自宅では超高速の10ギガの光回線を存分に利用して、家族4人分のスマホ代を加えても、総額8,700円というコスパの良さで安心して使えます。
1ギガをコスパで選べば「GMO光アクセス」
(出典:GMO光アクセス)
月額料金が安く最もコスパ良く利用ができる光コラボは、一覧表で最上位にくる「GMO光アクセス」です。
GMO光アクセスの月額料金は、マンション利用3,773円・戸建て利用4,818円です。
キャッシュバックキャンペーン
GMO光アクセスを新規契約すると、5,000円のキャッシュバック特典が受け取れます。
工事費無料
工事費に最大25,300円の費用がかりますが、36回の分割払にすることにより、毎月分割費用と同額の値引きが受けられるので、実質無料で導入することが可能です。
Wi-Fiルーターを無料レンタル
自宅に導入した光回線でWi-Fiを利用するためには、Wi-Fiルーターを別途購入して設置する必要があります。GMO光アクセスでは、高性能ルーターを無料でレンタルすることができます。3年以上継続して利用すると、レンタルしていたWi-Fiルーターはそのままプレゼントされます。
通信費トータル費用を下げる光コラボと併用するスマホプラン選びは?

通信費トータル費用とは、毎月に支払う光コラボの料金と家族分も含めたスマホ代です。
多くのスマホユーザーが最も利用頻度が高くデータ消費をしている場所は自宅で、光コラボを導入すれば家で利用するスマホは契約しているスマホプランのギガを消費しなくなります。必要なスマホプランのギガ容量は外出時のWi-Fiが利用できない場所だけに限られ、3GB程度の小容量プランで概ね賄うことができます。
スマホの小容量プラン利用なら、3大キャリアでセット割を駆使した場合よりも、格安SIMの方が安くなりお得です。そのためコスパを追求した光コラボの利用法としては、安価な月額料金の光コラボに安価な格安SIMの小容量プランを利用することが最適です。
「BB.exciteモバイル」
(出典:BB.exciteモバイル)
格安SIMの「BB.exciteモバイル」は、ドコモとauの回線から選択することができます。
BB.exciteモバイルの「Fitプラン」は使った容量に応じて料金が変わる従量制プランで、3GBまでなら月額料金は690円で利用できます。
| 容量 | 料金 |
| 3GB | 690円 |
| 7GB | 1,190円 |
| 12GB | 1,890円 |
| 17GB | 2,750円 |
| 25GB | 2,990円 |
2025年10月より契約時にかかっていた、初期契約手数料と新規SIM発行手数料が無料になりました。
家族4人で自宅では光回線GMO光アクセス、スマホプランはBB.exciteモバイルのFitプランで3GB未満時の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
| GMO光アクセス | BB.exciteモバイル | 家族 | 合計 | |
| マンション | 3,773円 | 690円 | 4人 | 6,533円 |
| 戸建て | 4,818円 | 690円 | 4人 | 7,578円 |
自宅では高速無制限の快適な光回線の通信環境を利用しても、マンション利用6,533円・戸建て利用7,578円になります。
3大キャリアを使った場合の一例として、ドコモ光と小容量プランの割引を駆使した費用を計算してみましょう。
| ドコモ光 | ドコモmini 4GB | 家族 | 合計 | |
| マンション | 4,400円 | 1,540円 | 4人 | 10,560円 |
| 戸建て | 5,720円 | 1,540円 | 4人 | 11,880円 |
先の例と比較してコスパは大幅に悪化します。
「IIJmio」
(出典:IIJmio)
格安SIMの「IIJmio」は従量制プランではなく、決まった容量を決まった料金で利用できるので安心です。ドコモとauから利用する回線を選択できます。
安価な月額料金ですが、2回線以上の家族で利用する場合は月額100円の割引がされるのでさらにお得です。
| 容量 | 料金 | 2回線以上 家族割 |
| 2GB | 850円 | 750円 |
| 5GB | 950円 | 850円 |
| 10GB | 1,400円 | 1,300円 |
| 15GB | 1,800円 | 1,700円 |
| 25GB | 2,000円 | 1,900円 |
| 35GB | 2,400円 | 2,300円 |
| 45GB | 3,300円 | 3,200円 |
| 55GB | 3,900円 | 3,800円 |
毎月のギガ容量に少々余裕がある、5GB利用で通信費トータル費用を計算してみましょう。
| GMO光アクセス | IIJmio5GB | 家族 | 合計 | |
| マンション | 3,773円 | 850円 | 4人 | 7,173円 |
| 戸建て | 4,818円 | 850円 | 4人 | 8,218円 |
光コラボと格安SIMを併用することで、通信費トータル費用は節約できます。
「NUROモバイル」
(出典:NUROモバイル)
格安SIMの「NUROモバイル」は、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の全てに対応しています。
| 容量 | 料金 | |
| 3GB | 792円 | バリュープラス |
| 5GB | 990円 | |
| 10GB | 1,485円 | |
| 15GB | 1,790円 | |
| 1GB | 930円 | 5分かけ放題 かけ放題ジャスト |
| 1GB | 1,320円 | 10分かけ放題 かけ放題ジャスト |
| 1GB | 1,870円 | 無制限かけ放題 かけ放題ジャスト |
自宅では光回線のGMO光アクセスを利用して、家族4人でNUROモバイルの3GBプランを利用した場合の、通信費トータル費用を計算しましょう。
| GMO光アクセス | NUROモバイル3GB | 家族 | 合計 | |
| マンション | 3,773円 | 792円 | 4人 | 6,941円 |
| 戸建て | 4,818円 | 792円 | 4人 | 7,986円 |
自宅では高速無制限の快適な光回線の通信環境を利用しても、マンション利用6,941円・戸建て利用7,986円で使うことができます。
キャリア回線なら「LINEMO」
(出典:LINEMO)
格安SIMは一般的な利用では問題ありませんが、お昼休みなどの利用者が集中する時間帯では通信速度が低下する傾向にあります。時間を問わずに快適にスマホを利用するには、格安SIMではなく通信キャリアのスマホプランが最適です。
セット割等の割引制度は利用できませんが、ソフトバンクのオンライン専用プラン「LINEMOベストプラン」なら、ソフトバンクと全く同じ通信キャリア回線を利用できるのに、3GB/月なら月額990円で利用できます。
同様に、家族4人の通信費トータル費用を計算してみましょう。
| GMO光アクセス | LINEMOベストプラン3GB未満 | 家族 | 合計 | |
| マンション | 3,773円 | 990円 | 4人 | 7,733円 |
| 戸建て | 4,818円 | 990円 | 4人 | 8,778円 |
自宅では高速無制限の光回線を利用して、外出時には高品質なキャリア回線を全部利用できる環境でも、家族4人でマンション利用7,733円・戸建て利用8,778円にしかなりません。










