QRコード決済の市場でPayPayのシェアは高く、親和性が高いスマホプランとして「ソフトバンク」を愛用しているユーザーも多いと思います。
しかし、毎月の支払いを高いと感じながらも、何となくそのまま利用している方も少なくないのではないでしょうか?
ソフトバンクユーザーが毎月の支払いを安くする方法について、家族4人で利用する場合を具体的に検証して解説していきます。
データ無制限に利用がしたいユーザーが安くする手段は?
ソフトバンクのスマホプランは、インターネットの利用を無制限に利用ができるプランと、小容量プランの二つがあります。
ソフトバンクが提供している無制限プランから、見ていきましょう。
ソフトバンクの無制限プラン
ソフトバンクの無制限プランには、現行のプランとして「メリハリ無制限プラン+」と「ペイトク無制限」があり、既に新規契約募集を終了している「メリハリ無制限プラン」があります。
家族4人で利用した場合、毎月スマホ1台につき1,210円の「家族割」が適用されます。
1ヶ月分の通信費トータル費用と、年間支払い費用を計算してみましょう。
プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 | |
現行プラン | メリハリ無制限プラン+ | 7,425円 | 1,210円 | 4人 | 24,860円 | 298,320円 |
旧プラン | メリハリ無制限プラン | 7,238円 | 1,210円 | 4人 | 24,112円 | 289,344円 |
現行プラン | ペイトク無制限 | 9,625円 | 1,210円 | 4人 | 33,660円 | 403,920円 |
PayPayと親和性の高い極めつけのスマホプランが、「ペイトク無制限」ですが月額料金が高く、差額を考えれば毎月PayPayでの支払いをコンスタントに44,000円以上使っている方ならメリットがありますが、そうでないユーザーは利用するメリットが無く、新旧の「メリハリ無制限プラン」を利用した方が良いです。
これ以降は、メリハリ無制限に絞って話を進めていきます。
無制限プランを安く利用するなら「楽天モバイル」
(出典:楽天モバイル)
無制限プランを安価に利用するなら、「楽天モバイル」への乗り換えが最適です。
通信会社 | プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 |
楽天モバイル | 最強プラン | 3,278円 | 110円 | 4人 | 12,672円 | 152,064円 |
家族4人が無制限にスマホでインターネットの利用をしても、1ヶ月の支払い額は12,672円で収まります。ソフトバンクの無制限プランを利用している場合と比較して、年間では毎年14万円前後の節約が可能になります。
ソフトバンクの国内電話通話料は30秒/22円がかかりますが、Rakuten Linkのアプリで通話を行えば、どれだけ話しても別途でかかる費用負担がありません。そのため実際の支払い費用ではさらにお得になる可能性が高いと言えます。
小容量プランで月に3GB未満程度のユーザーが安くする手段は?
ソフトバンクの小容量プランは、現行の「ミニフィットプラン+」と既に新規契約募集を終了している「ミニフィットプラン」です。
ソフトバンクの小容量プラン
ソフトバンクの小容量プランは最大3GBまでの従量制で、家族で利用しても「家族割」の適用はありません。
プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 | |
現行プラン | ミニフィットプラン+(3GB) | 5,478円 | 0円 | 4人 | 21,912円 | 262,944円 |
旧プラン | ミニフィットプラン(3GB) | 7,150円 | 0円 | 4人 | 28,600円 | 343,200円 |
この金額設定を見ると、ソフトバンクが積極的に小容量プランを勧めていないことがよく解ります。
特に旧プランの場合は無制限プランとの価格差が少なく、家族で利用した場合に支払い総額は無制限プランには「家族割」が適用されるため逆転します。
また、無制限プランの場合は小容量利用に留まった月(新プランでは2GB未満/月・旧プランでは3GB未満/月)は、1,650円の割引が受けられます。
プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 | |
現行プラン | メリハリ無制限プラン+(2GB未満) | 5,775円 | 1,210円 | 4人 | 18,260円 | 219,120円 |
旧プラン | メリハリ無制限プラン(3GB未満) | 5,588円 | 1,210円 | 4人 | 17,512円 | 210,144円 |
家族で小容量しか利用しないユーザーは、無制限プランに乗り換えた方が安くなるケースがあります。
小容量利用なら「ワイモバイル」が安くなる
(出典:ワイモバイル)
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、ソフトバンクと同じ回線品質を安価な月額料金で利用できます。
プラン名 | S | M | L | ||
容量 | 4GB | 1GB未満 | 30GB | 1GB未満 | 35GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,915円 | 4,015円 | 2,915円 | 5,115円 |
小容量なら多少の余裕がある4GB/月のプランSが、月額2,365円で利用できます。
家族で利用する場合は、2人目から1,100円の割引「家族割」が適応されます。
プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 | |
現行プラン | ワイモバイル Sプラン(4GB) |
2,365円 | 1,100円 | 4人 | 6,160円 | 73,920円 |
ワイモバイルに乗り換えれば、毎月の支払い費用を大幅に節約することが可能で、ソフトバンクの旧小容量プランからの乗り換えなら、年間27万円近くの節約になります。
オンライン専用プラン「LINEMO」ならさらに安く
(出典:LINEMO)
「LINEMO」はソフトバンクのオンライン専用プランで、こちらもソフトバンクと同じ回線品質を安価に利用することができます。
オンライン専用プランのため、契約やトラブル相談などのショップ利用ができないため、一定の自己解決できるスキルが必要になりますが、さらに安く利用することが可能です。
LINEMOの「ベストプラン」は割引制度の適用はされませんが、3GBまでの容量を月額990円で利用することができます。従量制プランのため、3GBを超過すると10GBまで2,090円の支払いが発生します。
プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 | |
現行プラン | LINEMO ベストプラン |
990円 | 0円 | 4人 | 3,960円 | 47,520円 |
LINEMOに乗り換えれば、ワイモバイルよりもさらに安い支払い額で利用ができます。
格安SIM「エキサイトモバイル」ならさらにさらに安く
(出典:エキサイトモバイル)
格安SIMの「エキサイトモバイル」で3GB未満程度の利用なら、「Fitプラン」では月額690円で使うことができます。こちらも従量制プランで、3GBを超過すると7GBまで1,430円の料金がかかります。
プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 | |
現行プラン | エキサイトモバイル Fitプラン(3GB) |
690円 | 0円 | 4人 | 2,760円 | 33,120円 |
割引制度が無くても、ソフトバンクの小容量プランだけでなく、ワイモバイルやLINEMOを利用するよりも更に安くなります。
「エキサイトモバイル」はNTTドコモ・auの回線の一部を借りて運用されている格安SIMで、ソフトバンクの回線を利用することはできません。
ソフトバンクで購入したスマートフォンは、SIMロックが解除してあるものならドコモ回線を問題無く利用ができるケースが多いのですが、適正な電波を利用できない場合があります。
格安SIM「NUROモバイル」ならソフトバンク回線の利用が可能
(出典:NUROモバイル)
格安SIMの「NUROモバイル」は、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の全てに対応している格安SIMで、ソフトバンクで購入したスマホは、NUROモバイルのソフトバンク回線を契約することで、問題無く利用することができます。
月額料金は「バリュープラス」の3GBが792円です。5GBプランは990円・10GBプランは1,485円で提供されています。
プラン | 基本月額 | 家族割 | 家族人数 | 1ヵ月計 | 年間計 | |
現行プラン | NUROモバイル バリュープラスプラン(3GB) |
792円 | 0円 | 4人 | 3,168円 | 38,016円 |
自宅でソフトバンク光を併用しているユーザーが安くする手段は?
(出典:ソフトバンク光)
ソフトバンクのスマホプランを使っているユーザーが、自宅の光回線に選択するのは「ソフトバンク光」が圧倒的に多くなっています。
ソフトバンクのスマホプランを使っている場合、1,100円の「セット割」が適用されることを、大きなメリットとして捉えるソフトバンクユーザーが多いことが要因です。
自宅にソフトバンク光を併用している、ソフトバンクユーザーが支払料金を安くする方法について考えてみましょう。
無制限プランを併用するユーザー
自宅で光回線が利用できる環境があれば、スマホの利用もWi-Fiを使いますので、ソフトバンクのスマホプランのギガを消費することが家では無くなります。外出時にWi-Fiが利用できない場所でのギガ消費だけなら、多くのスマホユーザーは月に3GB程度未満の容量で収まるケースが多くなります。
プラン | 基本月額 | 家族割 | セット割 | 家族人数 | ソフトバンク光 | 1ヵ月計 | |
マンション利用 | メリハリ無制限プラン+(2GB未満) | 5,775円 | 1,210円 | 1,100円 | 4人 | 4,180円 | 18,040円 |
戸建て利用 | 5,775円 | 1,210円 | 1,100円 | 4人 | 5,720円 | 19,580円 | |
マンション利用 | メリハリ無制限プラン(3GB未満) | 5,588円 | 1,210円 | 1,100円 | 4人 | 4,180円 | 17,292円 |
戸建て利用 | 5,588円 | 1,210円 | 1,100円 | 4人 | 5,720円 | 18,832円 |
旧プランなら3GB未満は1,650円の割引が適用されるため、多くのはこの使い方になっています。現行のプランは2GB未満に改定されたため、2GBを超過するとスマホ一台につき上記の表よりも1,650円が加算されます。
小容量プランを併用するユーザー
ソフトバンク光を併用する場合では、小容量にもスマホ1台につき月額1,100円が割引される「セット割」が適用できます。
プラン | 基本月額 | 家族割 | セット割 | 家族人数 | ソフトバンク光 | 1ヵ月計 | |
マンション利用 | ミニフィットプラン+(3GB) | 5,478円 | 0円 | 1,100円 | 4人 | 4,180円 | 21,692円 |
戸建て利用 | 5,478円 | 0円 | 1,100円 | 4人 | 5,720円 | 23,232円 | |
マンション利用 | ミニフィットプラン(3GB) | 7,150円 | 0円 | 1,100円 | 4人 | 4,180円 | 28,380円 |
戸建て利用 | 7,150円 | 0円 | 1,100円 | 4人 | 5,720円 | 29,920円 |
しかし、やはり無制限プランを利用するよりも割高になります。
ワイモバイルなら安くなる

元々安価な月額料金に設定されている、ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」でも、ソフトバンク光と併用することで「セット割」が適用できます。*家族割の併用はできません。
プラン | 基本月額 | 家族割 | セット割 | 家族人数 | ソフトバンク光 | 1ヵ月計 | |
マンション利用 | ワイモバイル Sプラン(4GB) |
2,365円 | 0円 | 1,100円 | 4人 | 4,180円 | 9,240円 |
戸建て利用 | 2,365円 | 0円 | 1,100円 | 4人 | 5,720円 | 10,780円 |
光回線ソフトバンク光はそのまま利用して、スマホプランをワイモバイルに乗り換えるだけで、支払い費用は大幅に安くなります。概ね、半額近くになるイメージですね。
格安SIMに乗り換えればさらに安く

ソフトバンク・ワイモバイルから格安SIMに乗り換えると、当然ですが「セット割」の適用は無くなります。しかし、光回線の料金は変わりませんから、セット割を適用した料金よりも安い格安SIMに乗り換えれば、通信費トータル費用は安くできます。
プラン | 基本月額 | 家族割 | セット割 | 家族人数 | ソフトバンク光 | 1ヵ月計 | |
マンション利用 | エキサイトモバイル Fitプラン(3GB) |
690円 | 0円 | 0円 | 4人 | 4,180円 | 6,940円 |
戸建て利用 | 690円 | 0円 | 0円 | 4人 | 5,720円 | 8,480円 |
しかし、格安SIMに乗り換えたら、敢えてソフトバンク光を継続して利用するメリットは殆どありません。
光回線「GMO光アクセス」に乗り換えならさらにもっと安くなる
(出典:GMO光アクセス)
ソフトバンク光はNTT東西の光回線「フレッツ光」を使う光コラボの一つなので、他の安価な光コラボに簡単な工事不要の「事業者変更」手続きで乗り換えることができます。
プラン | 基本月額 | 家族割 | セット割 | 家族人数 | GMO光 | 1ヵ月計 | |
マンション利用 | エキサイトモバイル Fitプラン(3GB) |
690円 | 0円 | 0円 | 4人 | 3,773円 | 6,533円 |
戸建て利用 | 690円 | 0円 | 0円 | 4人 | 4,818円 | 7,578円 |
格安SIMに乗り換えるだけでなく、光回線も乗り換えることで、さらにもっと支払い費用を安くすることができます。
他にも特典イロイロあります
光回線を利用するためには、導入工事が必要になります。
「GMO光アクセス」では26,400円の工事費がかかりますが、36回の分割払にすれば、毎月の分割費用の割引が受けられるので、実質0円になります。
今なら、5,000円のキャッシュバックもゲットできます。

ソフトバンク光を利用中のユーザーは「事業者変更」で簡単に乗り換えが可能
(出典:NTT東日本公式)
既にソフトバンク光を利用中のユーザーは、コスパの良い「GMO光アクセス」へ工事不要の「事業者変更」で簡単に乗り換えることができます。
1.利用中の光コラボであるソフトバンク光から事業者変更承認番号を取得
ソフトバンク光に、事業者変更承諾番号を請求します。
連絡先 ソフトバンク光
電話 0800-111-2009 (10:00~19:00 年中無休)
事業者変更承認番号には、発行日から15日間の有効期限があります。
この有効期限は、乗り換え先への申し込みに15日間の猶予があるということではなく、申し込み先が手続きを行う期間も入っているので、事業者変更承諾番号を入手したら、速やかに乗り換え先の光コラボへの申し込みをおすすめします。
2.乗り換える光コラボに申込み
「GMO光アクセス」の申込時には新規契約ではなく「事業者変更」で、ドコモから入手している事業者変更承諾番号を申し込み先に伝えてください。
3.切り替え日が来ると自動的に新しい光コラボが利用できる
「GMO光アクセス」から、切り替え日の連絡が入ります。
連絡のあった切り替え日に、自動的にドコモ光から「GMO光アクセス」に光回線が切り替わり、ソフトバンク光は自動的に解約されます。
光回線が利用できないなら「ソフトバンクエアー」の併用もアリ
(出典:ソフトバンクエアー)
光回線の導入工事ができない、自宅マンションに光回線が来ていないなど、光回線が利用できない場合は、コンセントに挿すだけで利用ができる、自宅のWi-Fi回線にホームルーターのソフトバンクエアーの導入がおすすめです。
ソフトバンクエアーも家族で無制限のインターネット利用が可能なので、光回線の導入時と同様にスマホプランは小容量プランでOKになるため、通信費トータル費用の節約が可能になります。
ソフトバンクエアーの月額料金は5,368円です。
現在はAirターミナル6デビュー割の特典を利用すれば、4年間4,950円の月額料金で利用することができます。
ワイモバイルを併用する場合

ワイモバイルをスマホプランで併用する場合、ソフトバンク光と同様に「セット割」が適用できます。
プラン | 基本月額 | 家族割 | セット割 | 家族人数 | ソフトバンクエアー | 1ヵ月計 |
ワイモバイル Sプラン(4GB) |
2,365円 | 0円 | 1,100円 | 4人 | 4,950円 | 10,010円 |
格安SIMを併用する場合

格安SIMではセット割の適用はできませんが、さらに安い月額料金のスマホプランに乗り換えることで、支払いは安くすることができます。
プラン | 基本月額 | 家族割 | セット割 | 家族人数 | ソフトバンクエアー | 1ヵ月計 |
エキサイトモバイル Fitプラン(3GB) |
690円 | 0円 | 0円 | 4人 | 4,950円 | 7,710円 |
他にも特典イロイロあります
「Airターミナル6」を利用するためには、端末機器本体料金(71,280円)が必要になりますが、分割払にすることで毎月の分割費用の割引が受けられるので、実質0円になります。
キャッシュバック特典も受け取ることができます。